今年最後の代表戦、サウジ戦は見所満載の好ゲームとなりました。
勝利したのは言わずもがなですが、今野選手がしっかり得点に絡んだこと、FWが仕事をしたということ、中村が非常に落ち着いていて、遠藤選手の不在をカバー出来ていたこと、流れの中から得点できたこと(前監督時代にはあまりなかったですな)、攻めのイメージが同じものを共有出来ていたこと、そして巻選手が復調してきたかな?等々。
後半10分頃、鈴木選手がボールを奪取して、さあ反撃と言うシーン、右サイドで一気に4人?ほどの選手がダッシュ。縦に出したボールは誰に収まるではなく流れてしまいましたが、同じ意識で彼らが動けていることの象徴的なシーンでした。ちょっと、ぞくっと来たシーンでした。
さて、今回のタイトルの苦笑した2人とは、アマル・オシム監督と反町U21監督のことです。
今回の代表の布陣、オシムさんのシステムはあまり型にはめ辛いですが、TBSの解説によれば3バックと鈴木のワンボランチにサントスと中村のセンターMF、駒野と加地のサイドハーフに2トップ。この布陣、実はジェフでおやじさんからバトンタッチしたアマル監督が散々テストして、なかなか結果を出せないでいるシステムです。ワンボランチの攻撃的なシステムのため、ジェフはなかなかバランスが難しいようで、ナビスコ杯では阿部と佐藤の2ボランチでスタートしてました。そんな苦心しているジェフを尻目に、オシムさんは代表でさくっと結果を出してしまいました。アマル監督の心中たるや(^^;
もう一人、反町監督。先般の韓国戦ではテストの意味合いもあり、いままでとは違うメンツでの試合でしたが、そのシステムは4-3-2-1の守備的な布陣でした。アウェイと言うこともあり、4バックに3ボランチ。結果なんだかすっきりしない引き分けになりました。で、サウジ戦のあとの会見でオシムさんはこう言いました。
「何度も申し上げているように、(相手が)ブラジルだろうと怖がる
必要はない。逆にどんな相手であろうと、軽く見てナメてもいけない。24番もそうだし、途中から出た10番(サフルフーブ)もそうだが、彼らも、どういう
ふうに抑えられたか分かっているはずだ。日本の選手たち、それぞれのチームの監督たちは気をつけないといけない。監督は選手たちに、相手をリスペクトする
必要はあるが怖がってはいけない、ということをもっと教えるべきだと思う。」
あらあ、なんだかこの間の試合のことをチクリとやられたような感じですねえ、反町さん(^^;
さて、ガッツポーズした一人とはだれか?それは誰あろうオシムさん。試合に勝ったとか狙ったことが出来つつあるとかではありません。高松がPKを獲得したとき、ベンチに向かってトゥーリオが「俺が蹴る!」と猛アピールしたようです。その割に、しっかり外してしまいました。その瞬間、オシム監督はこう思ったに違いありません。
「これで会見でのネタが出来た」
*ネタになってしまいましたが、トゥーリオをちゃかしている訳ではありません。いや、ちょっとしてるかな(^^;
でも、なんかお茶目な感じで憎めず、好きになりましたよ、トゥーリオ。彼は笑いのつぼを心得ている(笑)
オシムさんもまた蹴らせるでしょう。1度失敗したからもう蹴らせないというような監督ではありません。逆にもう一回やらせようとするでしょうね。