ほうろうの、お鍋などのキッチン雑貨に

薔薇や、スミレや、懐かしい感じの花の絵がついている、外国のアンティーク調の雑貨。

 

イマンという会社の製品は、そういうものが代表的でした。

いちばんはじめは、「ストリートオルガン」というお洋服の原宿のショップに、

置かれていたのだと思います。雑誌に「イマン ストリートオルガン原宿店」とキャプションがありましたから。

ストリートオルガンというのは、カントリー調の、ワンピースやロングスカートの素敵なお店で、

イマンの製品に、雰囲気がぴったりでした。(素敵なお洋服でしたが、お高くて買えなかったし、お店も近くになかったので、雑誌でみただけ…)

 

それから、雑貨ブームに乗って、独立し、自由が丘に実店舗を構えるようになりました。

ホームページも、薔薇のモチーフの付いた、キッチン雑貨やカップやお皿、

後期には、レースたっぷりのお洋服やバッグまで、それから、大正浪漫風の、和の雑貨まで、とても充実していました。

 

私は、ごくごく初期の、まだ欧米のアンティークのレプリカを作っていたころの、

茶色いほうろうに木の蓋が付いた、塩入れを持っています。ただ「Sel」と装飾体で

描かれただけの、とてもシンプルなものです。

それから、「プチローズ」という、ほんとうに小さな薔薇のつぼみがひとつだけついている、

パスタストッカー。これは、白地に、口と底の部分がぼかしでピンクになっていて、かわいいのです。

そういえば、このぼかしの技術ができる職人さんが少ないという雑誌の記事を見たような…

 

今は、そういうデザインのものは、たくさんありますが、その頃は、とても輝いて見えました。

私は、同じ柄のシリーズでキッチン雑貨を揃えたりするような、熱狂的なファンではなかったので、こんなことをいう資格はないのかもしれませんが、お店と会社がなくなってしまって、残念です。