「あしながおじさん」アリス・ジーン・ウェブスター作、遠藤寿子訳
私が読んだのは、岩波少年文庫版でした。
多分、1920年代頃のアメリカが舞台。
孤児院で育ったジルーシャ・アボットは、匿名で進学費用を出してくれる人の申し出により、
女子大へ進学することができた。
その人の出した条件は、大学生活を手紙で報告すること。
ジルーシャがその人について知っているのは、あしなが蜘蛛みたいに
背の高い男性ということだけ。
女子大の寮に入り、自らジュディと名前を改めた彼女は、その人を「あしながおじさん」と呼び、大学生活を手紙にして出し続ける。返事はこない約束だけれど。
同じ部屋の友人サリー・マクブライド、ジュリア・ペンデルトンとの交流。
舞踏会やニューヨークへの旅行。
あしながおじさんのはからいで、夏季休暇は農場ですごす。
自立心にみちあふれ、小説を書くことに喜びを見出すジュディ。
しかし、ジュリアの叔父ジャーヴィスと恋におち、悩み、
あしながおじさんに救いを求める手紙を出す。
初めて、会おうといってくれたあしながおじさんのもとへ行くジュディ。
その人は…
有名な話ですね。
ほとんど全編が書簡形式で書かれている本って、珍しいですよね。
とにかくジュディの手紙はテンポがよく、すらすら読めます。
そして、ウェブスター本人の描いた挿絵が、もう、かわいくって!
これは1990年に「私のあしながおじさん」というタイトルで、アニメになっています。
アニメのキャラクター設定(関修一さん)が、私が原作に対して持っていたイメージとあまり
違わなくて、うれしかったです。とくにジャーヴィスさん。
いちおう、ジュディは大学生じゃなくて、高校生に設定変更されていましたが。
ジュディたちのお洋服がシーズンごとに違っていて、どれも1920年代の
レトロなワンピースとか、ニッカーボッカーとか、おしゃれなんです。
これもすごく好きなんですけど、もっともっと好きなのが、ジュディの親友
サリー・マクブライドが主人公の
「続あしながおじさん」。これについては、また書きます。