森薫さんの作品も、ほとんど読みました。

 

ヴィクトリア朝イギリスの、身分制度に抗って

愛を貫く恋人同士(富豪の息子ウィリアムとメイドのエマ)、

そしてその周辺の人々を描いた「エマ」。

騎馬民族やペルシアの生活を描いた「乙嫁語り」。

どれも、流麗で細やかな絵柄と、胸躍るストーリーと、

心温まる日常生活の描写に、ぐいぐい引き込まれます。

登場人物みんなに物語があって、いとおしく思えます。

 

特に好きなのは「シャーリー」。

28歳、独身でカフェを経営する女性、ベネット・クランリーが

メイドの求人広告を出したところ、13歳でありながらメイドとして超有能な、でもおとなしやかなシャーリーが応募してきて…

 

ふたりの生活が、淡々と描かれていきます。

 

美しい女主人の身の回りの世話をして、大人の世界にあこがれるシャーリー。

お店の経営で手いっぱいで、私生活はシャーリーに頼るベネットさん。

 

二人の絆がとてもいいのです。

 

1巻が出たのが2003年、2巻が出たのが2014年!!という

亀さんペース。

続きが読みたいです。