よしながふみ先生の出版された漫画は、たいてい
買って読みました。
イケメン4人が最高のスイーツを売るカフェで繰り広げられる人間模様
「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」、
将軍は女だった、男女の役割が逆転した江戸の世界は…発想のユニークさに脱帽する
「大奥」、
ゲイカップルの弁護士史朗と美容師ケンジの(おもに史朗さんの自炊による)
おいしい日常生活をつづった
「きのう何食べた?」、
マンガを描くことに青春を賭ける高校生たちの学園生活を描いた
「フラワー・オブ・ライフ」、
もう、どれもみんな大好き。
でも、一番印象に残っているのは、
「愛すべき娘たち」という短編集。
ある短編の主人公の周囲の人が、次の短編の主人公になるといった形式。
雑誌掲載時に、偶然立ち読みした話で、完全によしなが先生の虜になりました。
美人で聡明で性格もよい莢子(さやこ)。
なのに、なぜか縁遠い彼女は、お見合いをはじめ、
何度目かで、感性が合う相手と巡り合う。
しかし、彼女は昔から、わけへだてなくすべての人を愛することは難なくできたのに、
ひとりの人を愛することは、どうしてもできなかった…
彼女の出した結論は…
読み終えたとき、こういう人生の選択もあるんだ…
と、衝撃でしばらく放心状態でした。
この話のほかにも、3代にわたる母と娘の人生を描いた短編、
女性の自立とはなにか(って書くとありきたりに思えるけどとても面白い)考えさせられる
短編など、読みごたえたっぷりです。
折に触れ読み返す、大事な一冊です。