私は文系だが、かつて数学の三角関数の授業で漸近線というのを習ったのは覚えている。
図を見てもらうとすぐにわかるが、
漸近線とはある特殊な直線を指す。何が特殊かと言うと、ある曲線ととことん距離が近づくが、その曲線と決して交わりはしないということが特殊なのだ。
コロナウイルス騒動によって、
思い描いていた理想とは全く異なる生活を送り続け、
さらにその生活の中でも思い通りにならないことを幾度となく経験してきた。
今日もそんな思いをして疲弊していたのだが、
精神の緊張状態が寛解した時、ふとこの漸近線のことを思い出した。そして、今の状況と重ねて気づいた。
先ほどの図の「漸近線」を「理想」に、「曲線」を「人生」に変えた以外はほぼ同じである。
人生というのはうまく行ってもせいぜいこんなものなのではないだろうか。
「理想に辿り着いた」と思ったとしてもそれは完璧な理想では無いのではないだろうか。
私は強迫性障害になりかけている。(診断こそまだでてないが状態はかなりひどい)
高揚感、つまり心臓のドキドキが無いので、生きる上で勢いが足りない。
だからノロノロ這うように生きてるが、それ故に細かいことが異常に気になる。
だから、理想と少しでも違うと気になって頭からそれが離れないし、
それを無視して無理やり進もうとすればするほど頭が締め付けられる。
かといって理想を追い求め続けようとすればもうキリがない。
この現象はまさしく漸近線と曲線なのではないだろうか。
現実に完璧はあり得ない。どこまで行っても理想とピタリと重なることはない。
追い求めようとしてどれだけ時間と労力をかけても完璧な理想には辿り着けず疲弊するだけ。
曲線を辿り続けていると周りが全く見えなくなるが、
俯瞰してみるとこういうもんかと、完璧はあり得ないし目指さなくてもいいやと、気づきそして妥協できる。
常に俯瞰して妥協してたいけど、なかなかそう簡単にはいかないんだよなぁ。。。

