民家の工房  

民家の工房では、「民家に暮らそう」と呼びかけ、”民家を継承した家づくり” に取り組んでいます。

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  • 27Apr
    • 空気を暖めない暖房2..

      そこで登場するのが ”輻射熱を使った暖房” です。輻射熱というのは遠赤外線です。この輻射熱というのは地球上のあらゆる物質が例外なく吸収放出しています。放射熱は自分より温度の低い物体へものすごいスピードで飛んでいきます。(電磁波は熱ではありませんが、空間を伝って伝達先の物体にあたると、電磁波の振動エネルギーにより伝達先の物体の分子が振動して熱を発する。というのが熱放射で、よく知られているのが電子レンジです。)焚き火の経験ありますか?冬の風のある寒い日に焚き火に当たると暖かい。でも煙がけむいから風上に行きますよねぇ...でも火の暖かさは身体を温めてくれます。エアコンなどの空気で暖める暖房では風上に暖かさが来ることはまずないでしょぉう...これが輻射熱です。輻射熱を使った暖房って?実は昔からあるこたつやハロゲンヒーターなども輻射熱をつかった暖房器具です...ただエネルギー消費量が大きいのが難点。そこで最近使われているのが、ヒートポンプを使って温水をパネルに流すクール暖や薪ストーブ・ペレットストーブです。これらは廻りの空気も伝導や対流で暖めますが、大部分は輻射熱(遠赤外線)です。先程もお話ししましたが、輻射熱は自分より温度の低い物体へすごいスピード(電磁波早さは秒速30万km)で飛んでいき、天井や壁、床の温度を暖めます。もちろん人の身体も温めます...天井や壁、床の表面温度が暖められますので ”体感温度” も上昇します。体感温度というのは、各表面温度と室温をたしたものの平均。(もちろん風や湿度などの影響も考慮した計算をしなくてはいけませんが、今回は単純に冬の室内で風はいらない環境でということで...)たとえば、天井20℃、壁18℃、床15℃、室温22℃のとき、(20+18+15+22)/4=体感温度18.75℃ということになります。たとえば薪ストーブを使ったら輻射熱の効果で天井や壁、床の表面温度がすべて20℃になります。すると体感温度は、20.5℃となります。体感温度18.75℃で快適ですよ..ということならば、天井や壁、床と室温をこの18.75℃という設定温度で暖房すればいいことになりますね。ということで、空気で暖める時よりも低い室内温度設定が実現できますし、温度ムラもなくなります。また開放型の暖房器具のように、室内空気が汚れることもありませんし、温度も低く設定できる分湿度が下がるのも防ぐことができそうです。そんなことから、「空気を暖めない輻射熱を使った暖房」 考えてみたらいかがでしょう...

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    • 空気を暖めない暖房..

      「エアコン使うと乾燥する..」 ってよく聞きますね。そのために加湿器を使って調湿するひとも多いようです。今回は暖房と乾燥に注目しながら身体にいい暖房を考えてみましょう...まずは、どうして暖房すると乾燥するんでしょうか?エアコンで暖房することで室温が上がります。室温が上がることで飽和水蒸気量も上昇します。でも室内の水蒸気量に変化はないので 「相対湿度が下がる」 ということになり、それで乾燥すると感じられるわけです。ところで、飽和水蒸気量とか相対湿度とかってなんぞや?空気はそれぞれ水分を含むことができる量が決まっています。もうこれ以上水分を持てないというのを 飽和水蒸気量 と呼びます。ここを100%として、その空気の中にどのくらいの水蒸気を含んでいるのかを%で示すのが 相対湿度 と呼ばれています。これに対して 絶対湿度 という言葉をよく耳にしませんか。こちらは、空気の中に含まれている(持てる)水分の量を示しています。先ほどの話しの繰り返しですが、エアコンで暖房することで室内の空気が暖められ室温が上がります。室内の空気の温度が上がることで、この空気が持てる水蒸気量も上がります。たとえば15℃の空気が持てる水蒸気量(絶対湿度)は約13g/m3です。このとき実際にその空気に含まれている水蒸気量が6.5g/m3とすると、13g/m3の半分ということで 相対湿度50% ということになります。この状態のままでエアコンで空気の温度を20℃まで上げたとします。20℃の空気が持てる水蒸気量は約17g/m3(絶対湿度)。この時の水蒸気量が6.5g/m3のままですから、6.5/17=0.382=38.2%ということになります。相対湿度50%から暖房することで38.2%になったことになります。これが湿度が下がったということになるわけです。人は乾燥しているというのを、空気に含まれる水蒸気量の変化で感知しています。ですから空気中の湿度が下がることで、粘膜などの水分が乾燥しやすくなり、のどが渇いたり皮膚の乾燥が起こるということのようです。これが乾燥する仕組み...ところで、石油ファンヒーターやストーブはどうなの?石油ファンヒーターやストーブは、室内に燃焼空気をそのまま排出する開放型といわれる機器になりますね。こちらもエアコン同様に室内の空気を暖めますので、相対湿度は下がることになるのですが、燃焼によって CO2 と 水蒸気(H2O)が発生して空中に放出されるので、エアコンを使った時よりも相対湿度の下がりは少なくなると考えられます。燃焼による水蒸気の発生量はというと、おおよそ 300g/h 程度で、加湿器がだいたい500g/hということですのでかなりの水蒸気量ですね...そういえば、石油ファンヒーターなどで暖房すると窓の結露がすごい!!ということを感じたことありませんか。エアコン+加湿器や石油ファンヒーターなどで暖房して乾燥を防いだとして、夜寝る時に暖房を切ったとします。先ほどお話しした室温を暖めるのと逆の効果が発生します...加湿器や燃焼による水蒸気を含んだ空気の状態を、温度22℃で水蒸気量10g/m3だとすると湿度50%。この状態から暖房を切って室温が12℃まで下がったとしましょう。12℃の空気が持てる水蒸気量は約10g/m3ですら相対湿度100%ということになります。もうこれ以上水蒸気を持てない状態になり、窓際などの12℃より温度が低い部分では、水蒸気があふれた状態になり 結露 ということになるんです...これは窓際ばかりではなく、タンスの裏側や断熱材のすき間などでも同じ状態になるということになります。だから ”空気で暖房するのはよくない”  といえますね...つづく

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    • 帰ってきました...

      いま想っていること..考えていること..などつづっていこうと思っています。今年のテーマは 「小さなエネルギーで豊かに暮らせる住まい」 まずはこのあたりからはじめます...

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  • 08Sep
    • お引っ越し先...

      ときたま日記... にお引っ越ししました。引っ越し先は  http://minka.air-nifty.com/  です...これまで通り現場の様子や出来事、日々の暮らしに関わること....などなど思いつくまま気ままに書いていこうと思っています。”ときたま”とならないように.... 

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  • 19Aug
    • お引っ越し...

      現場の様子をあれこれと...書き綴ってきた そんなブログのお引っ越し!ちょこっと気分を変えますね。引っ越し先は      ときたま日記... http://minka.air-nifty.com/これからもよろしく..・・・

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  • 07Aug
    • 地盤調査...

      もともとの地山だから大丈夫でしょう... そんな建て主さんの言葉から始まった調査。旧地形図から確かに段丘地と予想できるんだけど、周囲の様子から ? って感じ...      早速 調査開始..      こちらは調査時に打ち出されるデータシート      深さ3m程度のところの土 ”粘性岩盤” というところ..      表層部分があまり良くないようで、どうしよう?...と、悩むところの地質。 もうすこしデータをとって検討するというところに落ち着きそう...この当たりは工事費にも、大きく影響するから難しいところですねぇ。なんとか ベタ基礎 程度でおさまれば良いのですが..・・・

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  • 06Aug
    • 栗..

      現場の裏山には 鈴なりの栗の実... 日照不足がちょっと心配ですが、もうひと月もすれば味わうことが...                上棟から一週間.. 長梅雨の雨に泣かされながらも、現場は進行中。筋違いが入れられ、金物が取り付き、壁下地が組まれサッシが取り付き、ユニットバスが組み込まれ... そんな感じの現場でした。今日は筋違いや金物の様子を見ながら、大工さんと 「仕事とは..」 なんてことを長時間に渡り語り合った。ってところ...・・・

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  • 04Aug
    • 外観...

      足場が外れました。しもかんぞの家 外観...です。                     全景をやっと見ることが出来ましたね...”大屋根の民家” いいんじゃないですかぁ..・・・

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  • 03Aug
    • 完了検査

      今日は完了検査。 検査後早速ご自慢の蔵戸の座卓で検査員さんを巻き込んで座談会を...それでは今日の様子を..                              楽しみにしていた簀戸は今日は納戸にしまわれていて...  残念。・・・

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  • 31Jul
    • まもなく...

      明日からいよいよ建具屋さんが入ります。蔵戸、簾戸、板戸、舞良戸...甦る建具たち 楽しみです            第1期工事はまもなく完成します。骨董ギャラリーとしてお披露目できるのもあとわずか...・・・

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  • 30Jul
    • 塗装仕上げ...

      塗装屋さんの仕事が続きます...降り続く雨に手こずりながらも外部の古色は塗り上がったよう..内部では下地のボードがだいぶ隠れてきました。漆喰調の塗装仕上げ... もうひと息。                ・・・

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  • 29Jul
    • 建て方..

      なかなか明けない梅雨... 降り続く雨..でも今日はなんとか耐えてくれそう、一日もってくれ...                    今日は あかねさわの家 の上棟日 ...・・・

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  • 23Jul
    • あかり...

      あかりがつきました...                               さっそく明かりをともしてくれました...「いいんじゃな~い」   「ねぇ..」  ってな感じのアイコンタクト...建て主さんとしばし にんまり でも電球は蛍光灯... エコロジーに!というわけそのあたりはさすがに 地球人 ...・・・

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  • 22Jul
    • 石張り..塗装...

      その後の しもかんぞの家 ...浴室の玄昌石、キッチン床の御影石が張られ壁のシックイ調塗装、外廻りの古色塗装が進んでいます...                    大工さん一人だった現場から、多くの職人さんが動く現場へとこれからますますにぎやかになります...・・・

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  • 15Jul
    • 家具をつくって...

      いよいよ大工さんの仕事が終わりを迎えます。窓手摺り、腰板、面格子...そしてデッキを造って完了。      古色塗装を待つ窓手摺り...     大工さんに作ってもらったキッチンの収納棚     こちらは子供たちの机と本棚...・     左官さんによる 土壁や漆喰 も進んでます..     大工さん、”今週中に片付くよ...” とにっこり。いつそうなんだけど、これがまた哀しいというか淋しい...半年くらい、なんだかんだとお付き合いをするんだけど一緒にものづくりをするってのがそうするのか...後ろ髪を引かれながら現場を後に・・・

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  • 14Jul
    • 外観...

          足場が外れましたねぇ... 骨董ギャラリーのお目見えです。    本棟造り風の正面外観            内部では電気の工事が始まり、まもなく建て主さんご自慢の照明器具がお披露目されることになりそう...・・・

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  • 08Jul
    • 窓手摺り...

            寝室の大きめの腰窓に 手摺り が取り付きました。ちょっと大きすぎかなぁ.. っていう感じがなくなり窓として落ち着きましたね。コーナーに組まれたこともあって、強度は予想以上... 大工さんもつくってみてびっくりするほど。苦労してきれいに組み上がった手摺りは古色に塗られるんですがちょっともったいないような...・・・

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    • きれいになった...

      梅雨時の雨に泣かされながらも、外廻りの塗装も終了のよう...来週には足場が外されるとのことです。    こちらは建て主さんが数日掛けてきれいにみがきあげた照明器具                こちらは、客間の照明。 骨董仲間に強く勧められてついつい買ってしまったそう...骨董ギャラリーは、今月末には完成する模様....・・・

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  • 30Jun
    • 今日の現場

      昨夜からの雨も小降りになったということで、現場にお出掛けです。こちらは三州木材さんの ポスト&ビーム の住宅...     柱は直径が30センチくらいあるんですねぇ...今日は大工さんと断熱材の施工法についていろいろとお話しを...この地域は温暖なところですので、あまり神経質にならない仕事なんですが暖冷房の効率に大きく作用するんですよ... 実はね。・パーゴラの下でで楽しいお食事を... というイメージの食堂             しもかんぞの家...掃き出し窓の外には デッキ が続くんです。 丸太の上に角材をころがしパーゴラ風に... つる科の観葉植物をはわせてその下には大きなテーブルを置き 家族みんなで楽しい食事のひとときを...な~んて感じのダイニングはいかがでしょうか....・流木を磨いて小さなすき間に油壺を置く... これが立派な一輪挿しになる。     玄関床に置く予定だそうな...                そんな一輪挿しを造りつつ、壁下地塗りに精を出しているようです...今日はとくに集中しているよう。 焼き物の話しにものってもらえずってとこ...・ちょっぴり寂しさをかんじつつ、あかねさわの現場に立ち寄りご帰還...今日の現場でした。・・・

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  • 24Jun
    • その後...

      外廻りでは、付け柱・梁がつけられて外壁に表情が出て来ました...今日は、軒裏の塗装が始まっていました。         外部の装飾ももうひと息といったところ... の大工さん。内部の方は、吹抜のスノコと手摺りが取り付いて             高窓の開閉と窓のお掃除用のスノコ     見上げるとこんな感じ...久しぶりに顔を合わせた大工さんと長いこと話し込んで...仕事の邪魔しちゃったみたいです。・・・

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