IH用マットで発火の恐れ 生活センターが注意喚起
2013.2.21 21:30
国民生活センターは21日、IHクッキングヒーターの上に汚れ防止用のマットを敷いて油を入れた鍋を加熱中、発火する事故が2010年以降に4件発生したとして「マットを使って揚げ物をする時は目を離さないで」と注意を呼び掛けた。一部のマットではヒーターが鍋の温度を正しく検知できず、加熱し過ぎるのが原因とみられる。
同センターによると、マットはシリコーン製やマイカ(雲母)製などが市販されている。10年7月、滋賀県の住宅でてんぷら鍋にマットを敷いて加熱中、油に火が付いて周辺を焼いた。同様の出火は山形県と大阪府、兵庫県でも起きた。
同センターは九つのマットで油を熱するテストをした結果、マイカ製の三つのマットは油の温度を200度に固定する「揚げ物機能」を使わないと380度以上になり、4~6分で発火した。