あいかわりか さん作
『Resuuection Story』クリアしました。
クリアまで5時間程。
これが初制作ということです。
国を追われた王子が周辺諸国と協力して自国を取り戻し、凶悪な国の野望を打ち砕くというオーソドックスなRPGです。
作者さんがファイアーエムブレムを意識していると仰っていましたが、プレイすると「なるほど」と思えるかもしれません。
一つ一つの国ごとにちゃんとイベントがあってクリアすることでそれぞれの国が味方になっていく流れはプレイヤーとしても非常に分かりやすい。
後半で自国に戻ってくるあたりはゲームが盛り上がっている感じがしましたね。
キャラクターもよく練り込まれています。仲間となる人数、それからそれぞれの国で出てくるキャラクターと豊富なんですが、ストーリーに必要な分だけしっかりと作り込まれていた印象。
味方だけでなく敵将もちゃんとキャラクターが描かれているんですよね。
終盤で出てくる人体実験しているような女の敵キャラが一番好み。ああいうヤツ好き。
これだけの人数を用意するのも大変だったのではないかなぁと思います。
仲間キャラ同士の掛け合い、関係性も物語中でよく語られていて、
主役のエリックとヒロインのレイリアはもちろんだけど、個人的にはデールとエリーゼのやり取りも好きでしたね。
他のキャラクターも敵との関係性がよく作られていました。
RPGとしてはフロントビュー戦闘。
途中メンバーが強制的に入れ替わることがあるので、全体的にレベルを上げておくのがおすすめ。
戦闘はサクサクと進みます。
エンカウントは人によって高めに感じることもあるかもしれませんが、逃げることで失敗したことがありませんでした。
ひょっとしたらツクトリは逃走成功率を調整できるのかな?
これを意図的に調整していたのなら作者様の匠ですね。
終盤で覚える魔法が非常に強力でまさに
「必殺技」僕はこれに頼りっぱなしでしたね。
ラスメンからはややボスの全体攻撃が強く、全体回復と各補助魔法をふんだんに使っていました。
ラストは連戦で回復アイテムも持っていない私はメンバーを入れ換え、エリックの必殺技で倒す戦法でした。
僕はあんまり「寄り道」をしないタイプのプレイヤーなので、装備も店売りだったしアイテムも買ってないし、奥義も集めきっていないので辛かったのかも。
エンディングでそれぞれのキャラクターのその後が描かれていたのはよかったなぁ。
後は少しだけ。
作者様も分かっていらっしゃることではありますし、ゲーム中で作者様から説明もあったことなのですが、
キャラクターの当たり判定やマップ切り替えの出入りに関して少し甘いところがあります。
作者様も分かっているようで、制作中、なにかしら事情があった可能性もあります。
あ!決して責めているのではなく、マップの出入り等で後続のプレイヤーが戸惑わないように一応書かせて頂きました。
ここからは個人的にゲーム制作で感じていること、自身も初めて制作したときの感覚が甦ってすごく懐かしい思いでプレイしていたところ。
正直、レビューとして書くのは今も迷っているのですが・・・。
・・・はっきりいって余計なお世話かもしれません。
自国に戻ってから修行に至るまでのパートがやや行ったり来たりが多いような感じが個人的にはしました。でも会話や流れととしては必要と言えば必要で、なんとか纏める方法があれば(個人的には思い付きませんが)よりスムーズだったかも、というのがプレイヤーゆーゆーとしての思いです。
もっとも、好みの範疇です。
僕の感覚がおかしいだけかもしれません。気にしないでください(・ε・)
なんで、こんな嫌なこと書いたのかっていうと、
そりゃあ余計なお世話なんだけど「沢山のプレイヤーの意見」を俯瞰的に捉えると、視野が広がるというか、次に繋がるからですね。
「ああ、そういう風に捉えるプレイヤーもいるのか」って。
でも、それってハッキリいって作者様が求めているとは限らない。ご自身でも気づいているかもしれないですよね。
でも先程申した、「沢山の意見」があると、その上で「自分のやりたいこと」を優先するのかor調整をするのかの手がかりになる気がするんです。
「沢山あるうちの1つの選択肢」としてお伝えしたかった。
やりたいことをどこまでいれるのか、全体の流れや、そのバランスや調整の仕方って難しいですし最初の制作では、まずは自分がやりたい・いれたいと思ったものは入れた方がよいと思います。
出しきる、というのもまた必要なことかなぁって。
ここから先はあまり今回のゲームとは関係のない部分。
あの、先程の文章。傷つけてしまったのならごめんなさい。
今回のツクトリの自主コンではレビューに関して批判的なコメントはNGとなっている。
これ自体はトラブルを避けるし、平和的で非常によいと思う。
批判のつもりはないけど、傷つけるかもしれないし、ゲーム制作者ってのは傷つきやすい方が多く、レビューに関してはよく問題になることも多いから。
・・・でも今回、敢えて触れようと思った。
感想というのは「評価」なので「あれ、ゆーゆーはあそこ、そういう風にみた・捉えた・評価したのか」という、レビューを見た人の僕への評価にもなる、というなんというか。
僕自身が言葉に責任を持たなきゃいけない部分というか。おためごかしというか。
それにね個人的に「ウソついても面白かった」って言われて嬉しいのか、という思いもある。
正直に面白かった部分、よい部分は伝えたい。
だからこそ「よかった部分」が光ると思う。
ただただ全体を適当に薄く褒められるのは個人的には心に響かない感覚があるというか。
厳しい人に褒められると嬉しい、という感覚かも。
批判的なレビューがないのはよいことだ。トラブルも防げる。
中にはね「正直にいってほしい、でも批判はしてほしくない」つまり「自分の作ったものは100楽しかったと感じてほしい」という無茶な要望を持った人もいる。いや、制作者ならばそれを目指して当然。そしてそのために、日々研鑽するのだから。
・・・なんて、ごめんねゲームのレビューとは関係のないところで語ってしまった。
・・・これもまた、末席にいるツクラーの1戯れ言の意見だと思ってもらいたい。
ゲームの話に戻ると、すごいことだと思う。ゲーム制作はじめてでこれだけのゲームなんてなかなか作れないし、なにより「ゆーゆーがクリアできる」ってのはそれだけで素晴らしいゲームなのよ。
俺みたいな根性無しは嫌・メンドクサイとならとっくにやめてるんだから。
よく言われるゲーム制作を始める人間で完成できるのは一握りで、クリアまでできるゲームを作れるのはさらに少数で・・・という話(o´・ω・`o)
つまりね、このゲームに話を戻すとね、
長編RPGとしてもしっかりとまとまっており、キャラクターのやり取りや関係性もしっかりと描けているよきRPGだったんすよ!!
それは間違いないんです!!
楽しませてもらいました、本当よ(o´・ω・`o)
と、いうことで変なレビューになって申し訳ない💦
ありがとうございました!