ふと、思ったから。

この10年の自分を振り返ろうって。

 

10年前といえば、丁度妻と結婚した年だ。

仕事は大変だったけど、なんか覇気や意欲はあって、今思えばまだまだ力のない若造だった。

 

高校の頃から付き合っていた妻と結婚して翌年には長男も授かった。

 

それからいろいろあって、精神に不調をきたし、動くことが出来なくなったこともあった。

後に妻から「もう働けないのかも」という当時の心境を聞いた。

長男が生まれて一歳になるまでぐらいの間、だろうか。

そこから仕事を変えて、無事に社会復帰を果たすことができた。

この転職がひとつのターニングポイントだったと思う。

 

すごく大切にしてもらい、仕事以外での社会での考え方や生き方の核となる部分をもう一度一から教えてもらえた。

説教臭いものではなく、本当に生きるために必要なこと、物事の捉え方、考え方とか。

前職の精神の不調で体重が10キロ近く太っていたんだけど、運動して逆に15kgの減量にも成功した。

 

そこから1年ほどで次男を授かって、結構子育てに奮闘する日々が始まった。

精神的なモノで長男と関われなかった時間を取り戻すように子供たちとたくさん遊んだ。

今思うと中々大変なことをしていたと思う。

今ではすっかり二人とも小学生で手がかからなくなった。

 

さて、長男が幼稚園の年中ぐらいの時期にはツクールフェスと出会って、それから趣味はゲーム作りになった。

ゲーム作りがきっかけでツイッターも始め、多くの人たちとの縁もできた。

落書きもこの時期から始めたかな。

 

それから父が死んで、もとより折り合いの悪かった実家とは縁を切った。

この父の死も俺に与えたインパクトは大きかった。

この歳になってもやはり守られていたこと。父の苦悩。

そして、これからは俺が妻と子供を守らねばならないということ。

本当に守りたいもののためには何かを切り捨てたり、冷酷になる覚悟も決めた。

 

それから、もう一度転職。

今度もよき職場だ。

 

少し睡眠障害で薬を飲んでいる日々だけど。

身体的には衰えを感じる。髭を剃ろうと鏡を見たら白髭がいくつかあってね。

自分があとどのくらい生きられるのか、少しずつ衰えて動かなくなる身体と固まっていく頭、考え方と心も実感。

何が、いつまで楽しめるのかもわからないままで、妙に感じる不安とか。

 

ひょっとしたら、今日死んでしまうかも、とか。そう思ったらやっておきたいことは何か、とか。

世界はずーっと続いてく。それを思ってさみしくなったりとか。

 

でも、少しあるがままに楽しもうとも思っている。

ゲームを作ったり、絵をかいたり、小説をかいたり。

 

子供と遊ぶことも少しずつ減っていくのだろう。

妻と夜の方も無くなっていくんだろうなぁ、とか(笑)

 

ただ、この先の10年のことを考えると、子供たちも社会に旅立つ時期だ。

手を放さず、目を離さずときて、たしか心を離さず、だったか。

俺のような人間が何を伝えられるかはわからないが、見守っていってやりたい。

 

うむ、今年だってツクトリのコンテストがあるし、高木さんの劇場版のDVDは買いたいし、シティハンターの新しい劇場版も映画で見たい。

漫画も先が気になるものもたくさんある。

 

ああ、まずは11月の結婚記念日だね。ちょうど10年だ。

色々あるけど、人生を精一杯生きていきたい。