今にして思えば偶然の出会いでした。


昨年の冬のある日、東京駅近くで思いの外仕事を終えた僕は飲み会の約束の時間まで一人でどうやって過ごそうかを考えていた。

ここのところ疲れてるし何かリラックスできる所でも行くかなと思い、漫画喫茶に入って調べた駅近辺のマッサージ店。

検索結果の中に現れた衝撃の単語。「睾丸マッサージ」。。。。。。

風俗も未体験な当時の僕にはかなり強烈なワードの出現に戸惑いと興奮を隠せない。

しかも風俗店ではないという。

この強烈なキーワードと健全なお店であるという不思議な位置づけに魅せられた僕は気がつけば銀行からお金をおろしてタイトルのお店へと向かっていた。


おそるおそる八重洲駅前のビルの地下への階段を下ると思ったよりいかがわしくない店構え。

ホッとしつつソファで待っていると料金表を持ってオバチャンがやってくる。

進められるままに全身洗い付きのコースを選ぶ。60分で¥9千円也。普通のマッサージ店より少し高いくらいか。健全なお店なのかなと感じる。

これはハズレか?ちょっと高いだけの店か?タイ式マッサージなんて珍しいからなぁ(勘違い)


そして現れたのは僕と母親の中間(ちょい母寄り)くらいの年齢の嬢。顔も化粧も地味目。いよいよもって健全っぽい。

でも年齢的には技術はしっかりしてそうだし、きっちりマッサージしてもらって帰るかなという気分になってくる。

とは言え嬢に連れられ個室に入ると妙に緊張してくる。気恥ずかしくなりながら服を脱ぎシャワー室に行くと「やっぱり"何か"あるお店なのかな」という期待も甦る。

今にして思えばこの時点でかなりテンパっていたのだろう。今ならあの嬢を見た瞬間にションボリな気持ちになるが、あのときは彼女に何かを"期待"していた僕がいた。


しかしそんな僕の期待に反し全身洗いはかなりアッサリ。肝心の箇所は泡を付けてサラッと流すだけ。

やはり健全?でも触ってはいるんだよな。。。なんだかよくわからない気分のまま部屋に戻る。


部屋につくと紙パンツを渡され、うつ伏せからスタート。これだけは予想通りだったが、やや強揉みではあるもののマッサージの技術は高い。気持ちよくほぐされていく至福のひととき。よこしまな妄想に浸っていたのが馬鹿馬鹿しくなる。。。

が、ここからある意味期待通り、ある意味予想を超えた世界へ。


嬢の手が内腿に入りリンパの付近をソフトにタッチしていくとなにやら今までの違う雰囲気。マッサージでリラックスしていたのもあるのだろうけど、サワサワっとしたタッチに体は途端にエ○モード。

えー、、、書いていてバカっぽくなってきたのでここから先は端折って。

オイタの発想もなかった僕はそのまま身を任せ、見事初回春、発射無し、延長断り、でお店を後にしました。。。


この頃の僕は自分が何もしなくてもいたれりつくせりで未知の気持ち良さを得られるというプライベートな男女ではあり得ない世界に魅せられていたように思います。

今もそういう側面はありますが、その後いろいろなお店、嬢とのふれあいからそうした楽しさとは違う視点・気持ち良さを発見し、今も新しい出会いの度に自分の見方が変わっていくのを感じます。

今の僕がどう楽しんでいるかは次回以降で少しずつ話していければと思います。