私は、152センチ妊娠前の体重47キロ
まあ、小柄な方です。
しかし、子供は・・・
長男 むー 約3600グラム
次男 さー 約4200グラム
大きい・・・
出産予定日
妊婦検診のエコーの時
30代、やたら丁寧なイケメン先生は言った
「どう計っても4000グラム
超えてるんだけど・・・」
私は、つい笑いました
すると「笑いごとじゃないですよ
アメリカ人じゃないんだから
日本人でもお母さんが
170センチくらいある人ならいいけど
そんな小さい体で4000グラムって!」と怒られ
カルテにデカデカと
巨大児疑い
と赤字で書かれました。
「4000グラム超えたら巨大児ですから」と。
その後
帝王切開か自然分娩かを決める緊急会議が・・・
そしてしばらく待たされた後
「自然分娩でいきましょう
最悪の場合、肩が出てこなくて
首が絞まってしまう恐れもありますが
稀ですし…」
帝王切開をなめていた私は
帝王切開を切望しましたが
母体や後のことを考えると自然で!と押し切られ
その日の夜から陣痛が始まり、出産する事に
でも、二人目だから楽なはず・・・
と期待しましたが
巨大児にそんな常識は通用しませんでした
胎児が降りてこない・・・
一人目の時に吐きまくった経験を生かし
食事をあまり取らずに臨みましたが
やっぱりあまりの痛さに胃液吐きまくり・・・
かなりの時間を要しました。
2人目ともなると仕事中の夫は
早退することもなく
母親は長男の幼稚園のお迎え&お世話
大半の時間を一人ぼっちで
痛みに耐える孤独・・・
長引いたおかげで、夫は仕事が終わり
出産15分前に到着
痛いよ~と本気の弱音を言える相手が来て
少し心が落ち着きました
夫到着後、すぐに最後のイキミ
流石に二人目だけあって
巨大でも産道は裂けませんでした
身長も大きく、頭の骨もしっかりした状態で
生まれました
胎盤も全然衰えておらず
へその緒の長さは1mあったそうです。
そして出産したとたんに
イケメン医師は、チャラ男になった
(もともとそんな感じはしていたが
たぶん地が出た)
巨大児には何を言っても許される
雰囲気が出ているのか
看護士さんに腰が痛いと訴えても
「まあ、あれだけ大きい子産んだらね~」
と笑われて終わるだけといった始末。
そして胃液を吐きまくった結果
入院中ずっと酒やけの様な声で過ごした私でした。
2年後・・・
3人目妊娠の母子手帳をもらいに行き
アンケートを記入していた時
私は初めて知りました
前回の出産 異常分娩
(2500グラム以下の未熟児・4000グラム以上の巨大児)の方
あぁ、あれ異常分娩だったのか・・・
「実は俺4500グラムくらいあると
思ったんだけどさ~。
よかったじゃん4200で、すんで~」