季節は3月。色々なところで「卒業」が多いものです。現に僕も今いる会社を卒業し、新しい会社へと進みます。何の因果か、今の会社に入って、そして最大にして得た財産とは「同期」であったと最近つくづく感じます。
北海道の工業城下町に東京から送り込まれた同期入社の連中とは実に仲の良い、本社や他の工場のどの同期よりも濃い、そしてだからこそ僕自身の卒業に際しては、非常に後ろ髪を引かれる存在となっている同期。そんな彼等とも明日でお別れです。早いようで短い1年という期間、今振り返ってみると、不思議なもので、嫌な想い出や辛い想い出はあまり浮かんできません。同期と初めて足を運んだちょっとエッチなお店や、酔いつぶれて二日酔いならぬ三日酔いで会社でぶっ倒れてしまった記憶や、なんだか自分でも気恥ずかしい、どうでもいいようで、でもすごくハッキリと記憶に残る「いい感じ」の想い出たち。それらをしっかりと確認しつつ、明日、僕は今の会社、そして今いる土地を後にします。
次にお世話になる会社は全くの異業種。会社も青山にある本社勤務と、今までは全く異なる世界です。
作業着にヘルメットを抱えて自分の車で20分足らずの出社スタイルが、スーツを着て満員電車に揺られながらのそれへと変ります。また、今までは自分の父親ほどの世代に相当するであろう「現場」のおっちゃんたち、そして自分よりも若い青年たちの労務管理という仕事から、持株会社の人事制度企画という、同じ「人」繋がりではありつつも、これもまた全くの畑違い。
新しい世界での新しい生活。しかしそこには、この慣れ親しんだ土地と同期はいません。自分で選んだ「転職」とは言え、少しばかし寂しい気持ちにもなります。
卒業とは少しの寂しさと少しの期待、そして新たな仲間との出会いのための、しばしの古き仲間との分かれでもあるのですね。
北海道の工業城下町に東京から送り込まれた同期入社の連中とは実に仲の良い、本社や他の工場のどの同期よりも濃い、そしてだからこそ僕自身の卒業に際しては、非常に後ろ髪を引かれる存在となっている同期。そんな彼等とも明日でお別れです。早いようで短い1年という期間、今振り返ってみると、不思議なもので、嫌な想い出や辛い想い出はあまり浮かんできません。同期と初めて足を運んだちょっとエッチなお店や、酔いつぶれて二日酔いならぬ三日酔いで会社でぶっ倒れてしまった記憶や、なんだか自分でも気恥ずかしい、どうでもいいようで、でもすごくハッキリと記憶に残る「いい感じ」の想い出たち。それらをしっかりと確認しつつ、明日、僕は今の会社、そして今いる土地を後にします。
次にお世話になる会社は全くの異業種。会社も青山にある本社勤務と、今までは全く異なる世界です。
作業着にヘルメットを抱えて自分の車で20分足らずの出社スタイルが、スーツを着て満員電車に揺られながらのそれへと変ります。また、今までは自分の父親ほどの世代に相当するであろう「現場」のおっちゃんたち、そして自分よりも若い青年たちの労務管理という仕事から、持株会社の人事制度企画という、同じ「人」繋がりではありつつも、これもまた全くの畑違い。
新しい世界での新しい生活。しかしそこには、この慣れ親しんだ土地と同期はいません。自分で選んだ「転職」とは言え、少しばかし寂しい気持ちにもなります。
卒業とは少しの寂しさと少しの期待、そして新たな仲間との出会いのための、しばしの古き仲間との分かれでもあるのですね。