2021年1月中旬、抗がん剤投与の為の入院の時がやってきました。

 

入院の初日は、入院のオリエンテーション・血液検査・肺の検査・歯医者の受診を行い、

翌日から早速抗がん剤治療が始まるようです。

 

投与する抗がん剤はA+AVD療法との事。

 

A+AVDは

アドセトリス / アドリアシン / エクザール / ダカルバジンという名前の薬剤 4種。

ひとまず、これを2週間 1回投与を、4回行っていくことになりました。

 

投与後の副作用についても主治医から説明がありました。

治療開始~2週間ほどに見られる主な副作用は、

赤血球・白血球・血小板の減少=免疫が下がる

貧血・感染症・出血

嘔吐・便秘・倦怠感・手足のしびれ・脱毛

口内炎 (なので投与前日に歯医者にかかった。

口の中に菌が沢山いて、健康な時は問題ないが免疫が下がると退治できない可能性)

 

個人差があるので、どのように出るのかは人それぞれ。

抗がん剤と聞くと、嘔吐を繰り替えす印象が私はありました。

看護師に聞いてみたところ、5年前に良い吐き気止めが出たので、

胃もたれのようなむかつきがある人はいるが、本格的に嘔吐する人は減ってきたそうです。

自分はどうなるのかな...と心配はありつつも、

いよいよ抗がん剤投与の日。

点滴で入れるそうです。所要時間は2~3時間

1つの薬剤に20~30分要し、薬剤以外にも吐き気止めや生理用食塩水も順を追って流す。

 

採血の時のように肘のあたりから注射針を入れるのかと思っていたら、

肘と手の真ん中あたりの血管から入れました。

(点滴が人生初だったもので...そんなことも知らず)

 

驚いたことに、薬剤が腕に流れてくる感覚は、ほとんどありませんでした。

本当に体に入っているのかな...と少し心配になるほど...

 

順調に1種類・2種類目の薬剤を入れ終え、

3種類目の薬剤に入る前、遮光が必要との事で、アルミホイルで見えている点滴管を

カバーしました。

身体に入ってきたとたん、これまでには全く感じなかったズキズキとした痛みが走ります。

これが噂に聞いていた血管痛だ、、と思いました。

そのうちに耐えられなくなり、思わずナースコール。

すると看護師さんが温めると痛みが緩和するから、温めるホットパック?(保冷材のホット版)を持ってきてくれました。多少痛みが緩和しました。

じっとしていると痛いことに集中してしまいそうなので、

気がまぎれるように、途中で出されたお昼ご飯を食べたり、

持参したPCで映画を見ながらやり過ごしました。

この痛い薬剤の投与時間は30分でした。

次の4種類目の薬に入ると、さきほどの腕のズキズキは消えたので、ホッと一息。

 

 

無事に全ての投与を終えました。終わって良かった。

点滴針を抜くのかと思いきや、

明日の朝までは刺したままで過ごしてほしいとの事。

今日中に何か副作用が出た場合、すぐに対処ができるように...らしいです。

針を刺したまま寝るのか、、心配。

きちんと固定してくれてはいますが、、針が刺さっていると思うと気をを使います。

 

投与後~翌日以降も、ありがたいことに特に体調の変化は無く、良好でした。

お腹も減って夕食も普通に取ることができ、気持ち悪さも全くありません。

本当に抗がん剤が体に入ったのかな(笑)と心配になるくらい変わらず元気でした。

 

主治医の先生も様子を何度か見に来てくれて、

抗がん剤投与の翌朝、採決を行った結果、このまま体調に問題なければ

あと4~5日で退院して、次回の抗がん剤投与の日は外来で来てもらい投与可能ですよ、

とお話がありました。

入院期間2週間を予定していたので、1週間に縮まるのは嬉しい!!!

 

現在、抗がん剤投与後、3日経ちましたが、おかげさまで体調は良好で、

早く家に帰りたいなと思える余裕が出ています。

 

驚いたことに、投与の翌日、ホジキンリンパ腫判明のきっかけとなった

鎖骨のシコリが、一回り小さくなっていることに気が付きました!!

がんが消えれば、鎖骨のシコリも無くなる、と以前主治医の先生がおっしゃっていたので、

抗がん剤が効いている証だろう...と実感し、私、ちゃんとこれで治ってるんだ!

と思えた瞬間です。

 

ただまだ油断は禁物です。

 

白血球の数値が、投与後1週間後くらいから急に下がってくるらしいので

コロナやインフルエンザが流行っている昨今心配ですので、

人ごみに行かない・手洗いうがいの徹底に努めたいと思います。