夢って不思議 -5ページ目

あけまして

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厄年です。

三太郎

三太郎を信じなくなったのは幼稚園年少組の時だった。

みんなだいたい5~7歳くらいで幼稚園や保育所の仲間達、または兄弟などから三太郎なんて存在しないという噂を聞いて信じなくなるみたいだが、中には小学3年生くらいまで信じてたという人もいる。

自分の場合は、クリスマス前に幼稚園の友達同士で【三太郎は本当に存在するのか】という討論を開き、半信半疑になっていた。

家に帰り、親に三太郎の存在は本当なのか?と問いただしたところ
「三太郎を信じてない子の所には三太郎は現れない。父さんや母さんの所に来ないのは、大人になるとみんな信じなくなるからだ。」
と言われ、プレゼントがないと寂しいので強引に信じることにした。


クリスマス当日。朝起きて枕元を見ると、寝る前に置いておいた貯金箱が1円玉と5円玉と10円玉で満ちあふれていた。
とても嬉しかった。三太郎は本当にいるのだと思った。

幼稚園に行くと、みんなも様々なプレゼントをもらったようで、三太郎の株は急上昇していた。
幼稚園もその日はクリスマスパーティーを開いた。
クリスマスソングを合唱したり、【手作りの物】限定でプレゼント交換をしたりした。

最後にメインイベントと称して三太郎がやって来た。


三太郎が3人もやって来た。

それぞれ違う声で「めりーくりすます」と言いながら、園児にお菓子を詰めた袋を配っていた。
おそらく1人で配るのが大変だから3人にしたのだろう。

3人の三太郎のうち、1人だけ違和感のある三太郎がいた。
どっからどう見ても園長先生だった。園児達はみんなそれに気付き、三太郎を心から信仰している園児は怒り、「信じてたのに」と罵倒した。

園長先生は嫌われていたわけではない。
三太郎の存在が嘘偽りであることに気付かせられたことに対するブーイングだった。

よかれと思って実行した幼稚園側の作戦は失敗に終わった。




翌年、三太郎は一人も来なかった。

たまご

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産むぞ