アユタヤ遺跡の中で最も象徴的な
木の根に取り込まれた仏頭がある場所です。

アユタヤ王国は1350年から417年間、
35代もの王が歴史を築き、最も栄えた王国。
16世紀後半から隣国ビルマ(現在のミャンマー)から
度重なる侵略を受け、1767年に陥落。
ビルマ軍によって建造物の多くが破壊されます。


頭部が切り落とされた仏像。
自然と畏怖の念が込み上げてきます。

稚拙な表現ですが、ジブリの"ラピュタ"のような世界。







破壊の末に、地に転がり落ちた仏頭が
長い年月の間に木の根に取り込まれ
一体化した姿は神秘的。
またその表情がなんとも穏やかで
本当に不思議な光景でした。

夜にはライトアップされた遺跡が見られるので
すごく幻想的だろうと思います。
次に訪れる機会があれば絶対夜に来てみたいです!