おはようございますニコニコ

岐阜県瑞浪市北部の大湫町で
 
リニアトンネル工事が原因とみられる
 
井戸や溜池の水位低下が
 
今年2月から確認され
 
今頃になって公表されました。
 
枯渇した井戸もあるようで
 
トンネル掘削工事を中断して
 
調査が行われるようですが
 
別の井戸を掘ったり
水道に切り替えればそれで良し
 
という話ではないでしょう。
 
補償問題が発生する可能性もあり
 
工事の遅れと関連費用の増加は
 
問題山積みのリニアにとって
 
さらに大きな壁となるはずです。
 
リニア中央新幹線を
 
戦艦大和に重ね合わせる意見もあり
 
『今さら後戻りできない』
『今中止すれば損失は最小限』
 
の判断は
 
将来の日本の運命に関わる
 
大きな決断になりそうですが
 
おそらく
 
意地でも完成させるはずで
 
その判断に間違いがあったら
 
誰が責任をとるのでしょうか?。
 
大坂万博は仮に失敗だったとしても
 
一部地域の問題で済まされる?
 
とも思えますが
 
リニア中央新幹線は規模が桁違いで
 
危険なギャンブルだと言えそうです。
 
少子高齢化が進んだ未来の日本で
 
誰がリニアに乗るのか?
 
その将来像を示せなければ
 
それこそ「絵に描いた餅」です。
 
『きっとうまくいくはず』
 
それで何とかなってきたのは
 
過去の話であり
 
そもそも高度経済成長も
 
「運が良かっただけ」
 
という分析もあります。
 
過去の成功体験が
 
「運」によるものだったとしたら
 
2匹目のドジョウを狙うことは
 
失敗の可能性が高いかも?。
 
これは私たちの日常生活も同じで
 
自己点検と反省を怠れば
 
未来の幸せは得られないでしょう。
 
新しい技術に挑戦することを
 
否定するものではありません。
 
達成願望だけが先走り
 
人々を幸せにする意識を忘れたら
 
それは単なる自己満足です。
 
その自己満足が
 
多くの人を不幸にするとしたら
 
許されるものではありません。
 
仕事の目的は
自分以外の人を幸せにすること
 
であり
 
自分の幸せは
 
世の中を幸せにした結果として
 
周囲から与えられるものです。
 
家族のために仕事を頑張ることは
 
世間的には賞賛されていますが
 
家族は自分の一部であり
 
他の人の幸せを考えない仕事は
 
本当の意味での仕事ではない。
 
自分の幸せのために仕事をすれば
 
同じような考えの人によって
 
その幸せを脅かされます。
 
幸せの奪い合いで勝つことは
 
一時的に幸せをもたらしても
 
長続きはしないでしょう。
 
リニア工事の今後の推移を
 
見守りたいと思います。
 
 
 
 
 
さて
 
気仙川水門管理橋を見終えたら
 
海側から「奇跡の一本松」。
 
失われた松原を再生するために
 
松の苗木が植えられています。
 
そこに葛が繁殖して蔦が松に絡まり
 
枯れさせる被害が出ているそうで
 
地元のボランティアが奮闘して
松を守っている
 
とニュースで知りました。
 
津波で失われた松原ですが
 
復活させるのは容易ではないわけで
 
人為的な工事で失われた自然も
 
簡単には元に戻せないでしょう。
 
いったん駐車場まで戻り
 
市内のコイン洗車場へ移動して
 
雨に降られた愛車をピカピカにキラキラ
 
車も大切に扱えば
 
危険回避に協力してくれますウインク
 
津波伝承館開館まで時間があったので
 
陸前高田市で朝の散歩。
 
気仙大橋を渡ります。
 
橋の上からの気仙川水門目
 
橋を渡り終えた場所からは
 
震災遺構の気仙中学校が見えます。
 
手前の空き地は
 
私が何度も給油したGSがあった場所。
 
今は更地になっています。
 
津波にのまれた後も
 
頑張って営業していましたが
 
道路整備で移転が決まったものの
 
再開には莫大な投資が必要で
 
廃業に追い込まれたようです。
 
屋上まで水没した光景は
 
映像でしか見ていませんが
 
自然を前にすれば人間は無力
 
ということは感じられます。
 
「自然とは
美しくもあり恐ろしくもあり」
 
です。
 
 
続く
 
ではパーまた~