おはようございますニコニコ

2000年~2014年に起きた
 
イギリスの国営郵政企業での
 
「郵便局スキャンダル」。
 
700人以上の郵便局長が
 
横領の罪で追訴された事件は
 
窓口の現金とシステム上の記録額に
不整合が生じた
 
というものでしたが
 

不整合の原因はシステムの不具合で

 

郵便局長に過失はなかった冤罪事案。

 

システムを提供した日本の富士通は

 

当初から欠陥を承知していたらしく

 

郵便局長からも不具合の報告があった。

 

にもかかわらず

 

郵便局長は裁判で有罪判決を受け

 

犯罪者扱いされ社会的信用も失い

 

服役や不足額の弁済を強いられ

 

自殺した人もいると言われます。

 

システム絶対主義の世の中は

 

人よりも機械を信用して

 

不幸を量産しているとも言えます。

 

読み込んだQRコードから

 

不正サイトに誘導する詐欺も

 

システム絶対主義の現代人が陥る

 

巧妙に仕組まれた手口です。

 

便利な機能は必ず悪用されます。

 

人よりも機械を信用するのは

 

他人を信用していないからで

 

逆の言い方をすれば

 

他人を信用出来ないから機械に頼る

 

というのが現実かもしれません。

 

対面販売から通販への移行は

 

店員とのやりとりを避けるため。

 

人件費の問題ではなく

 

消費者側が

 

店員を信用していない証拠です。

 

信頼関係の喪失は

 

接客する側の質も低下させます。

 

「この人は信用できるのか?」

 

それを考えるのを面倒に思う人が

 

世の中の大多数を占めることで

 

「人を見る目」は死語に。

 

確かに人間は面倒な生き物です。

 

私が一人暮らしを続け

 

集団や組織を嫌うのも

 

それが最大の理由ですが

 

関わりを持つ人を見極める意識は

 

常に高めているつもりです。

 

関わりを避ける判断は

 

はっきり理由がある場合もあれば

 

直感的な場合もあります。

 

判断する時に最も重視するのは

 

そこに損得勘定を入れないこと注意

 

「得をしそうだから関わる」

「損しそうだから関わらない」

 

この感覚を排除しなければ

 

正確な見極めはできません。

 

多くの人は

 

『得をさせてくれるのが良い人で

 損させようとする人が悪い人』

 

と思っているようですが

 

得をさせるように見せかけて騙すのが

 

詐欺の常套手段です。

 

人間の世界は

 

「お得!」の誘惑で溢れています。

 

「お得!」が多用される理由は

 

信頼関係が失われた世の中では

 

人の信用が利益に結びつかないからで

 

人々が損得しか考えいない証拠であり

 

イギリスの郵便企業冤罪事件も

 

人の信用を無視した結果です。

 

確かに

 

人を信用したことで騙される

 

腹の立つ場合があります。

 

政治家の裏金問題もその類で

 

デジタル化で透明性を高めれば

 

解決できる問題かもしれませんが

 

そもそも政治家を選んだ国民の

 

「人を見る目」が無いのが原因で

 

国民の側の

 

根本的な思考が変わらなければ

 

デジタル化を悪用する政治家は

 

必ず出て来るでしょう。

 

安倍・二階派に限らず岸田派でも

 

収支報告書への不記載があり

 

会計責任者が立件されましたが

 

このことに関して総理は

 

『事務的なミスの積み重ね』と

 

説明しています。

 

私の想像では

 

「意図的に行われた

事務的なミスの積み重ね」笑。

 

派閥解消で話しが終わる問題ではなく

 

誰が裏金システムを考案して

裏金を何に使ったのか?

 

それが明らかにならなければ

 

『会計責任者と

派閥会長の取り決め』

 

という派閥幹部の逃げ口上を

 

許すことになります。

 

おそらく考案したのは

 

総理経験のある大物政治家で

 

派閥幹部たちは

 

口が裂けても言えないはず。

 

シラを切る政治家たちは

 

雇い主である政治家への忠誠心を

 

美談だと思っているようですが

 

部下に責任を押し付け

 

死んだ恩人に罪をなすりつけるなど

 

人間として有るまじき行為。

 

政治に対する信頼回復の以前に

 

人間同士の信頼回復が必要です。

 

戦争や

 

民族・宗教間の争いが絶えないのも

 

お互いを信用していないからで

 

「良からぬ考えの人間は見抜かれる」

 

という世の中にならなければ

 

どれほど技術が進歩しても

 

「信用」で繁栄してきた人類の

 

滅亡は避けられません。

 

ではどうすれば良いのか?。

 

それは

 

「自分が信用される人間になる」

 

これしかありません。

 

他の人がどうとかではなく

自分を徹底的に磨き上げる。

世界を変えられるのは自分だけ。

 

これを信じられる人だけが

 

未来を手にすることが出来ます。

 

私たちは

 

「他の人と同じ世界を生きている」

 

と思いがちですが

 

私が知覚できる世界は私だけの世界。

 

極めて抽象的な感覚ですが

 

私が息絶えた後の世界を

 

私は知ることができないわけで

 

それは無いに等しいはずです。

 

『あの人が死んだ後も

私の世界は存在している。

だから私が死んだ後も

世界は存在しているはずだ』

 

と思うかもしれませんが

 

あの人が死んだのは

 

私の世界の出来事であって

 

あの人の世界ではないわけで

 

私の世界以外に世界が存在する

 

という証明にはなりません。

 

「私が終われば

世界の全てが終わる」

 

それを信じられれば

 

死への恐怖は無くなるかも?。

 

自分だけ消えると思うから

 

寂しさや未練を感じます。

 

無理心中も拡大自殺も

 

自分を世界の一部だと思うから

 

道連れを必要とします。

 

消える時は全部一緒!笑。

 

これが私の解釈です。

 

勇気を持って生き続けましょう!。

 

 

 

 

さて

 

陸前高田市博物館「考える人」を見て

 

すぐに帰っても良かったのですが

 

せっかくなので館内を見学。

 

本を読み返すと

 

新たな発見があるように

 

二度目の見学でも

 

何か感じるものがあるかも?ニヤリ

 

今回は貝の標本を集中的に見学。

 

貝の複雑な構造も

 

機能的に理にかなったものであり

 

建築構造学の観点から見ても

 

共通点があると言われます。

 

人間の骨の内部構造も同じで

 

橋の建築家が人骨内部構造を見て

 

『力学的に橋と同じだ!』

 

と感激したそうです。

 

橋の構造は

建築家が考え出したものではなく

建築家の脳が理解している骨の構造を

表に出した結果

 

と脳研究の立場では言われます。

 

人間が作り出す全ては

 

新たに生み出しているのではなく

 

脳の中から取り出しているだけ。

 

つまり

 

自分の脳を深く理解している人は

 

他の人が思い付かない

 

驚くべき発見をします。

 

偉大な功績を残した人たちは

 

世界を見る目に優れていたチョキ

 

のではなく

 

自分の理解に優れていた合格

 

ということは言えそうです。

 

同じ貝類なのに

 

形はこんなにも様々。

 

どれが良い悪いは無いはずなのに

 

人間は些細な見た目の違いを

 

『大きな違いだ』と区別して

 

利益を生み出すことに必死です。

 

「利益」が

 

本質を見失わせるのは確かです。

 

箱根山「おえべす様」↑

 

海を見下ろす箱根山にあった石像を

 

複製したものが展示されています。

 

その昔、この地に暮らす人々が

 

漁を司る「おえべす様」を祀り

 

各地の漁師たちがが豊漁を願い

 

自分達の漁場を向くように

 

押して向きを変えたと言われます。

 

自分優先を願うのは

昔から変わらない笑。

 

陸前高田市立博物館

広報係長 兼 展示資料

せき坊

発掘された土偶ですが

 

魅力的に見えるかどうか?は

 

個人個人の感覚しだいです。

 

5cmにも満たないサイズなので

 

小さいもの好きの私には

 

とても魅力的でした。

 

 

続く

 

ではパーまた~