後天性門脈シャント | チビピン☆ベル日記 × dachs-5

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小さなミニピンのベルと5匹の元気なダックス達

昨日は電話で検査結果を聞いただけでしたが、今日の午前中に病院へ行ってきました
すると、昨日はシャントの可能性はないとのことでしたが、典型的なシャントではないという風に
昨日のうちにいろいろ調べてくれたのか、今日はシャントについて詳しく話していただけました

もちろん、私自身がネットで調べてましたが、アンモニアの数値が異常なし
胆汁酸の数値が高いという疑問についてはあまり前例もなくわからないままだったのが、解決したように思います

門脈シャントという病気について、大半がネットの知識なので、間違いもあるかもしれませんが説明すると
普通栄養と言うのは、腸→肝臓(解毒)→心臓→全身へ行くはずなのですが
門脈シャントは、腸→肝臓までの大きな血管(門脈)に、いらない抜け道(シャント)が出来て
解毒されない血液が全身へ回り、神経症状(肝性脳症)、消化器症状(嘔吐、下痢、食欲不振)
泌尿器症状(血尿、膀胱炎)など様々な症状が出るという病気だと思います
診断の際に、腸→肝臓で解毒されるべき、アンモニア、総胆汁酸の数値を測定し
もし、これが高値で、末端血液で測定されるように、体全体を循環しているようであれば
腸→肝臓への血流が上手くいってない、いわゆる抜け道があるとわかるんだと思います

小太郎の血液検査は、アンモニア絶食後で40、食後2時間で26(正常範囲内)
総胆汁酸、絶食後で25.6、食後2時間で50.7(昨日は電話で聞いていたので誤差がありました)
総胆汁酸の正常値は0.0-5.0とありますが、高い子で15ぐらいまでは許容範囲だそうです
小太郎は、アンモニアは正常値、総胆汁酸はシャントにしては低いけど高値(様々な消化器症状の原因になるぐらい)
繰り返しますが、総胆汁酸は大部分は腸管より再吸収され門脈を通り肝臓に達する極めて閉鎖的な腸肝循環を行う
このため胆汁酸が大循環系に漏出する量は通常極めて少ない
総胆汁酸が高値であるとすると、腸→肝臓までにいらない血管(シャント)がある確率が高い
もし、それ以外の臓器疾患によって、この数値が高くなる可能性は
急性肝炎極期、劇症肝炎、肝外胆汁うっ滞、非代償性肝硬変、慢性肝炎、代償性肝硬変
という重篤な肝臓機能障害などですが、小太郎の肝機能はいつも正常値で45なんです
だから、それシャント以外の可能性(肝臓機能障害)も少ない

どういうことかというと、先天性(遺伝性)門脈シャントだとシャント血管がかなり太いため
大量の解毒されない血液(アンモニア、総胆汁酸)が体の中を循環する
だけど、後天性の門脈シャントだと、そこまで太くない場合もある
小太郎のように、アンモニア正常値、総胆汁酸高値、肝臓ALT正常値ということもあり得る

もしかすると、小太郎は後天性門脈シャントかも知れません
先天性なら、血管を縛る手術で、完治もありますが
後天性だと縛っても、また新しいシャント血管が出来る可能性が高く、手術は不可能です
今は細くても、今後太くなり、先天性のような肝性脳症のような症状が出る可能性はあります
ただ、小太郎は1年ぐらい前と今のアンモニアの数値は変化がなく、どちらも正常値
だから、この1年でシャント血管が太くなった感じはしないそうです
何かのきっかけで、一気に太くなることもあり得ますが、寿命を迎えるまでこのままの太さかも知れない
出来ることは、ウルソなどの薬を飲んで腸→肝臓(解毒)のパイプを強固にしていくこと
総合可視光線で免疫力が高まれば、それも力になってくれると思います

あとは食事療法もいいと思うのですが、肉しか食べない子に、草食はかなり厳しい
穀物、温野菜を食べさせるには、プラスチックの塊を飲み込ませるのと同等の労力が要ります
現在は、肉類80%のかなり高タンパクの肉食フード
それを3分の1程減らして、米で代替えして、与えてみようかなと思います
あと、肝臓用のサプリもチェックしてみようと思います


 




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