本来なら…かかりつけ医さんに、
しっかり質問してしっかり答えをもらうのが一番いいですが、
聞き損ねた…
聞けなかった…
聞きずらい…etc…
そんな時にすごく助かるLIVEありがとうございますm(__)m
[注意書き( ..)φ]
お話していることを文字にしているので、
よく聞き取れなかったこととか、自己解釈したりとかあり。
医療知識はない素人です。
薬の名前は一度ネットでそのような薬があるかは検索して
書いてますが、その辺りはお許しを。
先生は不定期ではありますが、20時以降で、
インスタライブでお話して下さってますので、
フォローされると開始されたら参加できます。
実際参加してみる、
もしくは、アーカイブをご自身で聞かれるといいと思います。
お話しされている内容は、
経験重視よりは、ガイドライン・エビデンス重視。
勉強熱心な先生なので、
いろんなセミナーで見聞きしたお話しなどを
アウトプットしてお話してくださっています。
★健康診断について★
緩めの便や下痢・血便が5日続き、
検便・血液検査、腹部エコーをしましたが異常なし
胃腸炎と診断され整腸剤と下痢止め処方
よく胃腸炎になるのですが、
詳しく検査をした方がよいでしょうか?
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◆健康診断は皆さんやった方がよいです。
→健康な時の状態を知っておくことは大事。
血液検査、その子の値を知る。
・その子にとっては高いのが正常
・その子にとっては低いのが正常
があると思います。
※正常値がその子の正常値ではないです。
※健康診断は、歳をとってからではなく、
若くて健康な時からやっておくことが大事。
★気圧で発作について★
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◆咳の時にブトルファノールは使いますが、
すごく不思議な処方。
あまり使わない薬です。
「ブトルファノール」
鎮痛鎮静効果はあるが、たくさん使ってはダメな薬。
オピオイドの鎮痛薬の一つ。
→オピオイドが体の中にたくさん入ると、
体に良くない。
→オピオイドを使わないで治療するのが常識。
※オピオイドは副反応が出やすく、体に無理をさせる薬。
単発で使う場合はあるが、
・毎日飲みましょう→×
・1日〇回→×
やってはいけない薬です。
やってはいけないタイプの治療にあたります。
◆かかりつけの先生がどういう理由で使っているのか
わかりませんが………。
発作のために使うのであれば→「ゾニサミド」が第一選択薬
※ゾニサミドかフェノバルビタールを使うのがガイドライン。
[それが効かない子]
・おじいちゃん先生の場合は、臭化カリウム使用しているが、
今は、「リリカ」「イーケプラ」「ガバペンチン」を使うので、
臭化カリウムを使用しているのなら、変更したほうがよい。
※発作を止めるために「ブトルファノールは使わない」。
〇【犬の発作の場合】
・第一選択薬 コンセーブ(ゾニサミド)
・第二選択薬 イーケプラ
・第三選択薬 ガバペンチン
(質問者様追加コメント)
発作は興奮状態になり、脳に何かあるのではと言われている。
→興奮状態を落ち着かせる意味なら、
「ブトルファノールを使う可能性あり」ですが、
気圧の発作ですよね。
気圧で興奮状態になるのであれば、ブトルファノールではなく、
抗てんかん薬を使った方がよいです。
※オピオイドを長く続けるのは良くない。
※ブトルファノールは肝臓に負担がかかる。
★被毛について★
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〇コラーゲン
皮膚に対してよいもので、
被毛に対してよいものではない。
皮膚の保湿、皮膚の弾力性。
〇被毛の薄い子
たんぱく質が必要。
皮膚・被毛の維持にはたんぱく質が重要。
たんぱく質の摂取量が少ない場合
・ふけ
・脱毛
・劣毛
・血流が乏しい部分は薄毛
※たんぱく質不足は、手作り食の方に多い傾向。
※たんぱく質をしっかり摂ることにより被毛は増える。
被毛が薄いのであれば、
良質なたんぱく質を食べさせる。
※総合栄養食ならよいですが、
お肉などをトッピングで与える場合はヒューマングレード。
スーパーなどで売っているお肉。
[生食を進める方もいますが、
僕が習った先生は生肉は良くないといっていました]
★トレーニングについて★
首4.5番のヘルニア症
今は歩けるようになりましたが、筋肉低下で排泄よろける
バランスボールのトレーニングをした方がよいですか?
首輪を辞めハーネスにしていますが、
アイコンタクトで首を使うので心配
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〇ヘルニア
ヘルニアには種類がある。
この子の場合は頸椎C4.5のヘルニアだと思うので、
頸椎ヘルニア。
頸椎ヘルニア…のどを切って気管とか食道をどけて、
そこから穴をあけてヘルニアの元を
取った。
◆バランスボールは使ってダメな時はないです。
プールとかもよいです。
※ヘルニアの子はプールがベスト。
バランスボールもよいと思います。
※筋トレとしては、坂道を上ることもよい。
→股関節を伸ばし柔軟性。
→後ろ足に体重がかかる後肢の筋力効果。
(坂道値は緩やかな坂から始める)
(傾斜は徐々に高くしていく)
◆バランスボールよりバランスディスクの方が、
転びずらかったりします。
★ワクチン時期が重なるについて★
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・「混合ワクチンの後」→2-4週間開ける。
・「狂犬病ワクチンの後」→1週間開ける。
※だいたいの病院は混合ワクチンは1カ月と言う。
当院は3週間と言っています。
(質問者様コメント)
狂犬病ワクチン接種して混合ワクチンを接種した方が
早く終わるということですね。
→そうです。
パピーの時期に3回接種と狂犬病接種がある場合
混合ワクチン1回目→2回目→狂犬病→3回目とした方が
2週間早く終わります。
★うんちについて★
いいうんちとはどんな状態ですか?
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〇うんちスコア
うんちスコアというものがあります。
健康診断と一緒でその子にとってのベストうんちが
あると思います。
回数や量に関しては気にしなくていいと思います。
※下痢や軟便は良くないので、
腸活をしたり、ご飯を変えるなどした方がよいです。
★ALPについて★
16才おばあちゃんねこを迎え入れました
ALP66
肝臓が心配
気を付けたらよいことはありますか?
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ネットでググるw
★ALT[肝細胞漏出性酵素]/肝酵素
★AST[肝細胞漏出性酵素]/肝酵素
★ALP[胆汁うっ滞酵素]/肝酵素
★GGT[胆汁うっ滞酵素]/肝酵素
◆猫は犬に比べて
・ALPの半減期が短い
→(犬)40-60時間、(猫)3-4時間
・ALTの半減期が短い
→(犬)22時間、(猫)77分
◆猫は犬に比べて
肝臓の値が高いときは、病気の可能性が高い。
★肝酵素に異常
「肝酵素の異常=肝臓の異常」とは限らない。
→さまざまな臓器、組織の異常で数値が変化する。
※精査(肝機能検査・甲状腺など)をした方がよい。
※ALP66なら検査会社によっては正常範囲内。
リチェックするで良いと思います。
※ご飯を変える場合は、変更して1-2か月後に
リチェックする。
※迎えてばかりの血液検査は前の生活の名残あり。
※猫なので早めの検査がよい。
※ALPなので、肝臓・胆のう系
〇猫の胆泥
犬の胆泥はあまり気にしなくていいですが、
猫の胆泥は「病的な意味合い」がある。
猫は胆泥が見つかったら胆泥が悪くなっている
可能性がある。
薬などを使ってもよい。
〇その他
コレステロール、中性脂肪が高い場合は、
低脂質のゴハンを検討する。
★甲状腺機能低下症について★
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〇甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモン(T4)が低くなってしまう病気。
定期的にチェックする。
※大すぎにないか、少なくないかをしっかり診る。
※動物病院業界で最も誤診の多い疾患の一つ。
7才だと少し早いので症状があるかが気になる。
※頑張って指令(TSH)を出しても、
機能が低下していて甲状腺ホルモン(T4)が出せない。
【T4低い↓ TSH高い↑】
[甲状腺機能低下症の症状]
・被毛が薄い
・尻尾のところの毛が薄い(ラットテイル)
・お腹が出ている
・食欲がないのに痩せない
・ちょっとした貧血が続く
・コレステロール高い
・中性脂肪高い
・喉の疾患、腸の疾患
でやすくなる。
〇誤診の原因
T4のみを測っての判断
【血液検査】
「T4高い→甲状腺ホルモンが低い→甲状腺機能低下症ですね」
こういう診断が多い。
「T4だけ測って甲状腺ホルモンが低い、
チラージンを飲みましょう!」と判断しては✖
※T4とセットでTSHの検査もする。
〈ユーサイドロイドシック症候群〉
・重度な疾患を患っている
・体の調子が悪い
→例)胃腸炎・膵炎でもよい
[体の調子が悪いとき]
脳は自分で判断してT4(甲状腺ホルモン=代謝ホルモン)
代謝を上げても意味がないので病気の時はT4は低くて
よいと判断し、TSH(指令)を出さない。
【T4低い↓ TSH高い→もしくは↓】
※病気が治る・体の調子が良くなると、
T4は上がってくる。
◆T4のみの検査だと、
「甲状腺機能低下症」なのか「ユーサイドロシック症候群」
なのかわからない。
ユーサイドシック症候群なのに甲状腺機能低下症と判断され
ると、不要な薬を一生飲まないといけなくなる。
(質問者様追加コメント)
T4は低く、TSHは高いです。
尻尾はネズミのしっぽみたいになってている。
体重はご飯を減らしても減りません。
→症状もあるので、甲状腺機能低下症ですね。
(質問者様追加コメント)
3日後に再検査をします。
来院の3時間前に薬を飲んでくるように言われています。
→甲状腺機能低下症は、トラフ値では測った方がよい。
[投薬してから4-6時間、採血して測定]
トラフ値…薬を飲んで1-4時間くらいが高く
4-6時間が一番低いとき。
一番少ないときに検査を刷ることをいう。
【甲状腺機能低下症、クッシングもトラフ値で測ることが大事】
◆薬によって時間が違う。
基本は投薬から6-8時間くらいあけていれば問題ないです。
3時間?今は三時間になんですかね…。
その理由はわかりませんが、
しっかり診て下さっていると思います。
★呼吸数60について★
ねこ 8才 男の子
癌性胸水
週1で2-300ml抜く
GW中でかかりつけが休診
今呼吸数が1分間に60回
夜間救急に行った方がよいでしょうか?
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◆60回がそのこにとってどのくらいの変化なのか
わからないのです。
◆癌性のガンは、何かわかっていますか?
猫はリンパ腫が多く、
その場合は抗がん剤がよく効きます。
原因を治さないと治らないです。
胸水の検査ができると思います。
例)3日間の呼吸数が40
今日が60回なら明らかに上がっているので、
明後日の金曜日まで待たないほうがよいです。
いつも60回なら変わっていないので大丈夫。
◆状態チェック
・食欲はあるか
・舌の色はどうか
・表情はどうか
粘膜の色が青っぽくなるのはチアノーゼ
酸素室を用意しておくとか。
付け焼刃的ですが、
スポーツショップにある携帯用の酸素ボンベを2-3本準備
病院に行くまでの時間などに使うなど。
(意味ないといわれたことはありますがあるとよいです)
◆呼吸数が上がっているのであれば、
夜間救急もしくは空いている病院に行った方がよい。
ずっと60回で変化がないのであれば、
大丈夫かと思います。
(質問者様追加コメント)
後日、胸水の検査をしたら、転移性ガンと判明。
ごはん・水を受け付けないので、経鼻カテーテル。
すぐとってしまいます。
→経鼻カテーテルはしかたないので、
エリザベスカラーを付ける。
→つけておかないと
治療のコントロールが上手くいかなくなる。
★ウルソについて★
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〇ウルソ
人間ではサプリメント扱い。
副反応は見たことない。
一生使っても問題ないと思います。
〇ウルソ使用不可
・ビリルビンが高いとき
〈肝後性のビリルビンの上昇の時×〉
〈肝後性の黄疸の時×〉
※黄疸…尿、皮膚、粘膜が黄色っぽいとき。
〈胆管閉塞の時の黄疸×〉
※ただし、溶血性黄疸、肝性黄疸の時は使って良い。
ここを説明するとわかりにくくなるので、
黄色っぽいときはダメと覚えておいてください。
※黄色いときは、早めに病院を受診する。
★糖化アルブミンについて★
健康診断で、糖化アルブミンが少し低かった
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血液検査で調べることができます。
血糖値は上がったり下がったりする。
例)チョコを食べたら上がるし、
運動すれば下がる。
※低いタイミングで血液検査をしてしまうと、
糖尿病を飲み逃してしまうので、平均値をみる。
「糖化アルブミン/2-4週間の平均血糖値」
「フルクトサミン/2週間以内の平均血糖値」
※高ければ、
その期間(2-4週/2週間以内)血糖値が高かった=糖尿病
と判断する。
◆今回のご相談の子は、
低いということは「低血糖」の場合があったのかな?と
思われますが、病気は考えにくい。
(質問者様追加コメント)
蛋白漏出成長症でステロイドを長期服用している。
→ステロイドが影響しているかもしれません。
→ステロイドは血糖値が高く出やすいです。
(空腹時などの低血糖に注意が必要)
★未去勢について★
ポメラニアン 7才 未去勢
警戒心が強く興奮して噛みつく、無駄吠え多い
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◆未去勢の場合は、闘争心、争う傾向がある。
→7年間ホルモンがある状態だったので、
去勢したからすぐにおとなしくなるわけではない。
◆社会科期に問題があったのかもしれません。
→この場合は、あとから矯正するのは難しい。
◆去勢すると良くなるかもしれませんが、
どうしても難しい場合は、行動学の先生に診てもらう。
(質問者様追加コメント)
家でのマーキングがなかったので未去勢のままでした。
→未去勢・未避妊は、ストレスと言われているので、
特段理由(子供を産ませたいなどetc…)がないなら、
去勢・避妊してあげた方がよい。
→去勢(避妊)した方がストレスが減るので長生きすると
言われています。
〈行動学〉
日本動物行動学会に専門の先生のリストがあります。
お住まいの近くにある先生にご相談してみるとよい。
関東方面だったら、入交先生がベストです。
※残念ながら九州には専門医はいないです。
★歯周病について★
人間だと親知らずのところが歯周病と言われた
その部分はそのままでも内臓には影響しないといわれた
ポケット0.17
強い歯でよい歯と言われた
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〇歯周病
歯周病だったら早めに歯周病ケアをした方がよい。
これは確実です。
1年に1回のスケーリングをすると
(アメリカのデータですが)
死亡リスクを20%回避するというデータが出ている。
アメリカ(中央型犬)/日本(小型犬)が多いので、
まるまる日本で当てはまるとは言えませんが、
「歯が汚い=亡くなる確率が高い」
歯周病がある
→寿命が短くなる、病気になりやすい。
猫)腎臓が悪くなりやすい
犬)肝臓・腎臓・心臓が悪くなりやすい
(質問者様追加コメント)
スケーリングの後、何かするのですか?
→必要であれば抜歯、抗菌薬。
汚れをしっかり取って、日常の通常の歯磨き。
※抗菌薬は使うなという流れはありますが、
現時点で僕は歯に対しては使っています。
★脾臓腫瘤について★
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〇脾臓腫瘤
良性でも破裂する場合があるので、
最初から取りに行く(手術)先生もいる。
※破裂すると命に関わる。
※腫瘍科の先生は、良性でも取りに行く先生は多い。
◆「大きさのチェック」だけでもよいと思います。
いつもはエビデンスでお話しますが、
この件の勉強はあまりしてないのでエビデンスがあるか
わかりませんが………。。。
【脾臓】
・白っぽい結節→大丈夫な可能性が高い
・黒っぽく抜けている、形が変わっている→良くない
※白っぽいか黒っぽいかで大体判断できる。
※確定診断は針生検。
肥満細胞腫、リンパ腫、血管肉腫などは検査したほうがよい。
※脾臓は血管が豊富な組織。
針で刺して何の腫瘍であるか調べた方がよいが、
大出血する可能性も高い。
針での検査をせず、
腫瘍をいきなり取りに行く先生が多い。
★資格について★
看護師さんが持っていると助かる資格はありますか?
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〇人間性
・コミュニケーション能力
・気が付く
・優しくてウソをつかずまじめ
〇サポート力
・CAPP(アニマルセラピー)
・CCRP(ペットケアアドバイザー)
・RECOVER(資格ではなく実習)これを学んでいたら助かる
・薬…しっかり診れる。いつもと違うときの指摘ができる。
・麻酔…モニターを診れる
・ペットロス…死に対して勉強している etc…。
〈甲状腺機能低下症で間違いないご相談〉
★甲状腺機能低下症について★
パピヨン 7才 女の子
甲状腺機能低下症でチラージン服用
症状→尻尾がネズミみたいになっている(ラットテイル)
軽度の脱毛、被毛粗剛(毛が荒くなる)、感染指導等
胆のう粘液脳腫、高脂血症。
食物アレルギー・かゆみがある為、アポキル服用
ウルソ・パルモディアも服用
アポキルを服用していてもかゆみがあり、
頭から首辺りが酷く、かさぶた状になっています。
効果的な薬・サプリはありませんか?
(血液検査結果・皮膚の状態DM)
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◆前回・前々回「甲状腺機能低下症」は誤診が多いと
お話したので、
「うちの子飲んでるけど心配」という
質問が多くなりました。
〇甲状腺機能低下症
この子の場合は甲状腺機能低下症です。
(症状)
・尻尾部分がねずみさんみたい(ラットテイル)
・胆のう粘液脳腫
・高脂血症(コレステロール・中性脂肪が高い)
・被毛粗剛
~甲状腺機能低下症の時に良く見られる症状です~
■検査をしなくても、
見た目だけでもその可能性は高そうです。
血液検査[T4低く、TSHが高い]
→間違いなく甲状腺機能低下症だと思います。
◆食物アレルギーがあって、
アポキルを使っていても痒いという皮膚の相談ですね。
【原因】食物アレルギーという診断がついているのであれば、
除去食試験。
〇除去食試験
・2か月かかる。
・食物アレルギーが無くなるわけではないが、減ります。
1.〈今までに食べた事あるたんぱく質・炭水化物〉
を書き出す
例)豚肉、コーン、ジャガイモ、米 etc………。。。
2.〈食べた事のないたんぱく質・炭水化物〉
を書き出す
例)なければ、手作り食、
アミノペプチドフォーミュラー etc………。。。
~かゆみ止めを使いながら、食べたことがないご飯を開始する~
・3週間はアポキルを併用する
・1週間はアポキルを休んでかゆみの様子を見る。
→アポキルがないときにかゆみがどう減っているか?
※食物アレルギーは、血液検査ではわからない。
除去食テストがガイドラインになります。
※食物アレルギーだとわかっているのなら、
かゆみが出ないような食べ物を探す。
◆あと考えられるのが、
アポキルの量が足りているか?です。
「体重×0.4-0.6」で使うとあります。
例)5㎏の子なら 5×0.4=2.0 5×0.6=3.0
2-3で使う。
アポキルの薬は、3.6、5.4、16がある。
※この量ではかゆみが止まらない子がいるといわれている。
※皮膚科の先生は
・(犬)0.6以上で使う。
・(猫)1以上で使う。→猫は効きが悪い。
→量を増やせば効きがよくなる。
→量を増やせばコントロールできるかもしれない。
〇アポキル
かゆみ止めとして使うなら、副反応が出ないアポキルがよい。
他には同じステロイド薬(免疫抑制剤)として、
・プレドニゾロン〈一番弱いステロイド〉
・ゼンレリア
・シクロスポリン
※ステロイド=糖尿病になりやすい、肝臓が悪くなりやすい。
(猫)心臓病になりやすい。
※ワクチンを打つときは、
ステロイドなので、いったんやめてから接種する必要がある。
〈誤診であるといえるご相談〉
★甲状腺機能低下症について★
ゴールデンレトリーバー 3才
2才の時に好酸球性胃腸炎
ステロイドを服用していたが合わないようで余計に衰弱
セカンドオピニオンを勧められていったが、
診断名は同じで薬を漢方にしました
ステロイドの副作用でチラージンを今も使用している
のちのち先天的に甲状腺機能低下症があるからと説明を
受けましたが、検査はしていません。
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◆先ほどの子は甲状腺機能低下症で間違いない子でしたが、
こちらはちょっとかわいそうな子です。
■ステロイドの服用の副作用でチラージン使用。。。
→こういう使い方は初めて聞きます。
→医療センターで働いていたり、
内科専門の先生の勉強会に参加していますが、
珍しいというか独特な使い方をしている先生。
「ステロイドに対して…チラージンを被せる…。。。」
◆言い方が悪いですが…、
「(先天的に甲状腺機能低下症)は後付けではないのかな」
→ほんとに甲状腺機能低下症で使っているなら、
検査をしないとダメです。
→人間だと100%訴訟したら、病院・医者側が負けます。
※検査・診断もしていないのに、
「ホルモン剤をずっと体に入れ続けている状態」は✖。
※犬猫なので、あまり問題視されないですが、
人の場合だと、後遺症が残る疾患だったり、これが原因で
死んでしまう場合は大問題になるような治療です。
※【ホルモン剤を使うとき】
必ず・絶対に・例外なく、
ちゃんと検査して、診断が出てからです。
◆僕の話を聞いて(ずっと飲み続けているから…)
甲状腺機能低下症なのか?きちんと検査をしたいと
かかりつけ医さんに言ったみたいですが、
それはしないでいいと言われた。
→僕も、しなくていいと思います。
〈理由〉ホルモン剤をずっと使っていたら…、
甲状腺機能低下症になっていると思います。
〇甲状腺機能低下症
「甲状腺ホルモンが足りないから足す」
→足りている状態でずっと薬として内服をした場合、
仕事をさぼってきます。
→別に働いて甲状腺ホルモンを出さなくても、
薬として血液中には甲状腺ホルモンがあるので、
働かなくなる。
※医原性で甲状腺機能低下症になっている可能性がある。
※今検査しても甲状腺機能低下症と出ると思います。
※今後ずっと飲み続けなくてはいけない。
〇チラージン
甲状腺機能低下症の薬。
どの犬・猫に使っても、元気になる、そういう薬。
・代謝を上げる
・気持ちを上げる
・食欲を上げる
甲状腺ホルモンと同じ働きをする薬。
※チラージンを入れたら、元気になるし食欲も出る。
◆もしかすると元からあったのかもしれませんが、
ホルモン剤を使うときは検査・診断をしてからです。
例)嘔吐の場合は吐き気止め、下痢の場合は整腸剤など、
かぜの時は熱があるから風邪薬とかあると思いますが、
インフルエンザの時はきちんと検査しますよね。
※ホルモン剤に関しては、
ちょっと入れるだけでも「寿命」「その他の病気」に
関して変わってくるので、
〈ホルモン剤〉〈ステロイド〉は診断をしてからがよい。
◆ご相談者様のゴールデンレトリーバーさんに関しては、
ずっと使い続けないといけないと思います。
少しでもそういうワンちゃんが少なくなってほしいの
ですが、ほんとに誤診が多いです。
ゴールデンさんだと金額も結構かかりますよね。
※誤診してしまった場合、
「生涯にわたり、不必要な投薬を受ける危険性がある」。
※本当に甲状腺機能低下症があったかもしれませんが、
そもそも甲状腺機能低下症ではなかったかもしれません。
※この年齢からでは珍しいです。
★膿皮症について★
トイプードル 10才 男の子- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◆膿皮症を繰り返す場合、
必ず「基礎疾患」があります。
(犬)アトピー、食物アレルギーが多い。
※膿皮症になった→それを治療するでよいですが、
繰り返す場合は「基礎疾患の治療」をした方がよい。
(質問者様追加コメント)
ブラッシングをするとフケのようなものがでます。
◆基礎疾患を見つけることが大事
→病気によってやることが違います。
多汗症…1週間に1回、2回とか水洗い(お湯)で洗い流す。
脂漏症…水やお湯だけでは油は難しいので、
シャンプーをする。
アトピー…アポキルが第一選択薬
アレルギー…除去食テスト
※皮膚を良くするためのごはん、サプリ、
栄養としてはビタミンA・E、亜鉛、必須脂肪酸、
たんぱく質も大事になってきます。
◆これだけの情報では何とも言えませんが、
日常的に皮膚に吹けが多い子は、たんぱく質不足です。
※たんぱく質不足は手作り食の方に多い。
◆あとは、良かれと思ってシャンプーをやりすぎて、
乾燥してしまっている。保湿をするのが大事。
「基礎疾患が何か?」を見つけるのが大事です。
〈質問者様追加コメント〉
モメタオティックを少量使っています。
〇ステロイド
もっとも強いは獣医師は扱えないので、
獣医師が使えるのは1-4の強さまで。
〈とても強い〉の部類のステロイドは、
1週間とか短期間の使用には良いが、塗り薬でも、
2日に1回とかetc…。使い続けていると、
ステロイド性皮膚症になったりする。
ちなみに、〈弱い〉部類のステロイドはプレドニゾロン。
・モメタオティック
ゲンタマイシン(抗菌薬)、モメタゾン(ステロイド・とても強い)
が入っている。
良い薬ですが、ずっと使い続けると良くない薬。
★フィラリアノミダニ駆除薬について★
神経症状が出る子がいると聞きました
おススメの薬を教えて下さい
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◆砂糖を食べていると糖尿病になるので、
★肛門腺破裂について★
ねこ- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◆ほんとはすぐに洗浄したほうがよいですが、
めちゃくちゃ痛いです。
→洗浄は痛み止めを使います。
※今できることは舐めさせない事です。
〇肛門腺破裂
何回も起こるのであれば、
肛門嚢を取るのも一つの方法です。
※絞ることもないし、破裂することもない。
※3回もなっているのなら、取ることを検討してもよい。
◆絞りすぎなのではないかなと思います。
→絞ることによって破裂しやすいくなる。
→絞る必要のない子を絞り続けると自力で出すことが
できなくなり、一生絞り続けないといけない。
◆肛門腺(肛門嚢)は、90%以上の子は自力で絞れる。
縄張りに気強烈なにおいを付けて自分の縄張り主張するもの。
絞らないといけない子はたまにいます。
トリミングで、ずっと絞っている子は絞れなくなっているので、
絞らないといけない。
★おしっこ回数について★
保護施設の小型犬の子犬(3-4か月くらい)
面会で保護施設に行った
1時間に5-6回していたが通常どのくらいですか?
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〇おしっこの回数
飲水量によりますが、2-5回だと思います。
「精神面」「病気面」があると思います。
【病気面】
・膀胱炎…膀胱はおしっこをためて出すが、
伸縮性、膨らむのが苦手になるとすぐ出す。
頻回でおしっこをする。
【精神面】
・保護施設…精神面の可能性も高いと思います。
※精神面の診断は除外診断になるので、
まずは膀胱炎の検査から入ると思います。
★ワクチンについて★
混合ワクチン、狂犬病どちらを先に打つのがおすすめ?- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
◆どっちが先でも関係ない。
・狂犬病…1週間分ければよい。〈1種ワクチン〉
・混合ワクチン…数種類打つことになるので、
2-4週間あける必要がある〈5.6.7.etc…〉
日本だと1か月後と言われている。
◆狂犬病ワクチンを先に打つと、
1週間後に混合ワクチンを受けてるので短期間で済む。
◆混合ワクチンを先に打つと、
1か月後に狂犬病ワクチンを打つことになる。
■接種後は…
・接種した日は歩く分(散歩)は問題ない。
・ドッグランなど(走る)は✖。
※体温を上げないほうがよい。
→お風呂に入らないでと言われるのは体温が上がるから。
→当日のシャンプーはやめておいた方がよい。
※3日間安静とよく言いますが、
自宅でもテンションがあがらないようにする。
2日目以降は普段通りではいいのではないかと思います。
★水溶性嘔吐下痢について★
柴犬 オス犬用ミルクを飲んだ、
前日に散歩で落ちていると鶏の骨を食べた
その後水溶性の下痢・嘔吐あり
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◆鳥の骨が原因の可能性。
いつ捨てられたのかわからないし、
菌やカビがついていて食中毒の可能性。
◆犬用ミルクであれば、
今まで飲んだことがあるなら基本は大丈夫。
初めて飲んだ場合は、原因の可能性あり。
→犬用ミルクは、水分として取るのであれば、
水の方がよいです。
■このケースは、鶏の骨のせいではないかと思います。
※嘔吐の場合は注射一発で止まります。
※下痢は少し時間がかかると思いますが、
抗生剤〈フラジール、タイロシンetc…〉は必要ないです。
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良かれと思って治療していたのに…って感じで。。。
やりきれないですね。。。
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