年に1回の検査の日
この時期がまたやってきました
7才から開始してます。(病院での正式名称⇒わんにゃんドッグ。)
朝9時~9時半までに来院し、
帰りは、17時以降のお迎えになります
~当日は、朝は水
。ごはんは抜き
~
カルアを病院
へ連れて行き、
5時以降にお迎えに行きます、検査結果っていつもドキドキ
今回6年目6回目の検査結果
順に説明していきますね。
①全身状態要経過観察
5.28kg
軽度肥満ですが、昨年のわんにゃんドッグより400g減少です。
標準体重まであと、もう少しです。
②皮膚正常
前胸部に皮下腫瘤φ2.5cm
左大腿部に皮下腫瘤φ9㎜が見られます。
前胸部の皮下腫瘤は、昨年より一回り大きくなっています。
前回φ2㎝⇒今回φ2.5㎝。
脂肪腫で悪性ではありませんが経過観察となります。
<WEB検索>
脂肪腫とは⇒皮膚に脂肪の塊のような腫瘍ができる病気。
原因不明で、老犬に多く見られます。
良性腫瘍で、害を与えることはありませんが、
発生の部位によっては、歩き方に異常が見られます。
【前胸部の皮下腫瘤】
【左大腿骨の皮下腫瘤】
③目・耳・口腔・鼻要注意
歯石の付着が重度です。経度歯肉炎が認められます。
左右眼核硬化症が見られます。
歯肉炎は、そこまでひどくはないですが、歯石が…。
これは、取ってあげたいですね……。
年齢的・今回の検査の結果でも、
まだ全身麻酔をかけての歯石除去はできそうだと思います。
検討をして見て下さい。
はい。(でもなー、全身麻酔か~やっぱり悩むな~。(心の声))
それから眼が少し白くなってきています。
白内障ではなく、眼核硬化症というもので、
どちらも、眼が白くなるという老化による症状です。違いは、
・白内障⇒見えずらくなる。
・眼核硬化症⇒視力に影響はない。(=物は見える。)
(白くなってきたのは、白内障じゃなかったんだ…。(心の声))
④血液検査異常あり
肝酵素値の上昇がみられます。
◎血球計算◎
(白血球・赤血球・ヘモグロビン・血小板などを調べる検査)
すべて正常値のため異常なし。
◎血液生化学検査◎
(たんぱく・肝臓・腎臓・コレステロールなどを調べる検査)
毎回…問題があるのは、こっち。
(検査結果をみると、何個か赤文字が…ある
。)
肝臓の数値全体的に少し上がってきています。
数値的には、一昨年の検査結果と同じくらいですね。
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一昨年の言葉が出てきたので2016年のドッグドッグの結果~
肝臓だけピックUP
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2016年17日の肝臓の数値
T-Bill(総ビリルビン)<正常値01.~0.5> 0.1.(mg/dl)
AST(アスパラギン酸アミノT)<正常値17~44> 76(U/l)
ALP(アルカリ)<正常値47~254> 399(U/l)
3項目が数値が正常値よりかなり高く、
お薬を1か月飲んだ後、検査し要経過確認となってました。
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⇒肝臓の数値がひっかかり、
その後、薬(サプリメント)を飲みながら、検査をしつつ、
再々再々検査くらいの最後の結果が
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2016年16日(
)の肝臓の数値
T-Bill(総ビリルビン)<正常値01.~0.5> 0.3.(mg/dl)
AST(アスパラギン酸アミノT)<正常値17~44> 28(U/l)
ALP(アルカリ)<正常値47~254> 306(U/l)
GGT(ガンマーグルタミンTP)<正常値5~17> 3(U/l)
(体重⇒5.25㎏)
TP(総タンパク質)<正常値6~8> 8.4(g/dl)が、
前回同様同じ数値で、正常値より微妙に高かったかな…。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
⇒この時、薬を飲むほどの数値ではないので、サプリは飲まずに、
確認してみましょうという事で
昨年2017年のドッグドッグの結果~肝臓だけピックUP
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2017年17日の肝臓の数値
T-Bill(総ビリルビン)<正常値01.~0.5> 0.1.(mg/dl)
AST(アスパラギン酸アミノT)<正常値17~44> 51(U/l)
ALP(アルカリ)<正常値47~254> 348(U/l)
休薬したことで、数値が少し上昇。
少し薬を続けて落ち着いたくらいで、
また休薬していたと思います。(途中から薬の記憶がないので…。)
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今回(2018)のドッグドックの 肝臓の数値です。
肝臓検査項目は3つ。
・AST(アスパラギン酸アミノT)の数値⇒67U/l
基準値(17~44)数値が高くて、考えられるのは、
肝機能障害、筋肉壊死など。
・ALT(アラニンアミノT)の数値⇒191U/l
基準値(17~78)数値が高くて、考えられるのは、
肝機能障害、低酵素症など。
・ALP(アルカリ)の数値⇒364U/l
基準値(47~254)数値が高くて、考えられるのは、
肝機能障害、ストレス、クッシングなど。
肝臓の数値ですが、自覚症状が出る数値でもなく、
全身麻酔をして、組織を取って追加検査をする数値ではない。
サプリメント(以前飲んでいた)を処方しますので、様子を見ましょう。
はい。(すべて、赤文字で基準値を超えてました。
前回も、サプリメントで落ち着いたので下がってくれるといいな。)
続いて、腎臓です。
★腎臓の働きとは★
①尿を老廃物として排出する。
②電解質のイオンバランスを保つ。
※電解質⇒ナトリウム・リン・カリウム・カルシウムなど。
➂血圧の調整
④造血ホルモンを分泌する。(赤血球を作るよう骨髄に働きかける。)
➄骨に必要なビタミンDを作る。
腎臓の数値ですが、
・Ca(カルシウム)の数値⇒12.3mmol/dl
基準値(39.3~12.1)と基準値よりも少し高いですが、
異常がある数値ではありません。
・K(カリウム)の数値⇒5.7mmol/dl
基準値(3.8~5)と基準値よりも少し高いですが、
前回も少し高めだったので、体質的に少し高いのかも。
(赤文字が2つあったけど……、異常はなさそう。)
追加検査項目の特CRP(炎症性蛋白)の数値⇒0.9mg/dl
基準値(0~0.7)より高めです。
もしかすると、「歯」(歯石から来てる?)から来てるかもしれません。
この検査。比較的数値がいつも、ちょっと高め。
(歯か……歯石いっぱいだもんなー歯石除去悩むな…。)
<web検索>
人の歯科医療では歯周病から全身疾患へ影響が確認されているらしい。
なので、歯周病の原因となる細菌が全身に回り、 菌血症を引き起こしたり、
炎症性物質が歯肉の隙間から全身の循環に入り体全体に影響を及ぼすことが ある。心臓病や細菌性肺炎、腎臓や肝臓への影響も報告もある。
<web検索>
特CRP検査とは⇒炎症があるかを判断する検査。
C反応性蛋白とは、
急な炎症や病気などで体の組織が壊れたときに増える血液中の蛋白の一種。
炎症が起きると比較的速やかに血液中に現れ、炎症が終息すると正常に戻。
⑤尿検査正常
⑥糞便検査正常
前回の検査で見られた酵母菌はありませんでした。
(やっぱり、あのフードだったのかな。最近、夜は手作り食。)
⑦レントゲン骨異常あり
変形性脊椎症が見られます。
まずは、空気の通り道は少し歳を取ってきて、
このあたりの壁が白くなってきています。
気管の石灰化という状態で、加齢性の変化であり、
正常範囲です。
骨も少し、歳を取ってきたかな~と思います。
一番柔らかい肋軟骨というところで年齢を見ますが、
少しボソボソとして見えなくなってきているところもあります。
(ろくなんこつ
何だろう…。)
続いて、変形性脊椎症ですが、
背骨・腰骨辺りはコイル状になって繋がっていて、
かなり、すごい状態です。
遺伝的なことも考えられますが、加齢にしても、この繋がり方は、
すごいです。ここまでくると、何かできるわけでもなく、
サプリメントも効果はないと思われます。
……。
その他は、心臓は、このくらいの年齢になると、
心雑音が出てきてもおかしくないですが、心臓はかなり丈夫で、
心雑音はありません。
肺もキレイです。皮下脂肪は少し多いですね…。
肝臓の形自体は、少し丸っぽい感じはします。
⑧エコー検査正常
前回この辺に・・肝臓に小結節が認められていましたが、
小結節(8mmの均一の丸いしこり)がありましたが、
今回のエコー検査では、ありませんでした。
良かった
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わんにゃんドッグ結果(総評)
昨年より体重は減少していて、標準体重まではあと少しです。
左大腿部の皮下腫瘤は前胸部と同じ脂肪種の為、経過観察で
良いでしょう。歯石の付着は昨年よりもさらに進行しています。
全身麻酔下での歯石除去を検討しましょう。
左右眼の核硬化症は、加齢性変化であり、視力に影響はありませんので、経過観察でよいでしょう。
肝酵素値の上昇は昨年の健康診断時よりもやや上昇傾向です。
念のため内服薬を続けましょう。
昨年確認された肝臓の小結節は今年は確認されませんでした。
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検査を終えて
病気が見つかったわけではないけど……、
・変形性脊椎症が、またさらにひどくなっていたこと。
・歯石が多いこと。
・肝臓の数値が上がったこと。
・老化に伴う症状が、眼と骨にきていたこと。
検査をして、少しずつまた歳をとったなと感じ
歯石は………やっぱり悩みどころ。
取ってあげたいけど、全身麻酔ってところが…やっぱりなー。
怖いなって気持ちの割合が、高いんだよなぁ……。
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今回のお支払い
・わんにゃんドッグ(健康診断セット)16200円
追加検査⇒・血液特殊検査料(CPR検査)1620円
追加検査⇒フィラリア検査 1080円
追加検査⇒細胞診検査 2160円
・肝臓疾患内服薬3024円 合計 24084円でした
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