ニースで行われたフィギュア世界選手権、いつもより放送が遅い時間だったけど、眠い目をこすりながら観ましたよ。


なんといっても、男子のせめぎあい、すごい緊張感!目を離せなかったです。素晴らしい演技が続いて、一歩もテレビの前を動けないような。選手たちが4回転を続々と決め、ノーミスの演技が重ねられ、シーズンベストの更新も次から次へと。これがシーズン最後の大会というものですね。それを思うと、去年の震災後のワールドはやはり皆振るわなかったという印象。しょうがない。


フローラン・アモディオ、ミハル・ブレジナの4回転には若手の台頭をひしひしと感じましたが、27歳のブライアン・ジュベールのノーミスの演技には涙が出ました。過去に6回表彰台に上った男。Mr.4回転、サイボーグのように隙のない4回転を飛んだ男。その後不調となり、2年前のオリンピックでの不本意な演技に顔を歪める彼の姿は、こちらも衝撃的でした。そして今年、奴が帰ってきた!若さゆえの勢いではない、丹念に仕上げられた演技は素晴らしかった。またあの4回転が見られた。つけられた点数の低さには会場からブーイングも出ていましたが、私も同感です。


そして同じく、フィギュア界では年長さんになる高橋大輔も・・・丁寧に準備され、程よい緊張感で自分をコントロールした、貫禄の演技を見せてくれました。惑わされず自分を出せている、そんな質のよい演技でした。全日本でも美しい4回転を決めていましたが、今回も、滞空時間が長く、ゆっくりと回っているような余裕の4回転、そしてトリプルアクセル。4分半飽きさせない、完成度の高いプログラム。あんなゆっくりした曲で、音楽にハマって踊っていくなんて難しいはずなのに。ため息が出るほど、かっこよかったです。個人的には、前日のショートのステップが最高でした。


Pチャンはベストパフォーマンスではなかったから残念。羽生くんは男らしくなったな~。冒頭ジャンプはさすがという感じ。こづこづは振るわないシーズンになってしまいましたが、それを乗り越えてくれることを期待。


こんなにときめく夜を過ごせるなんて・・・高橋大輔にありがとう。君はいったい、どこまで行くんだい?