大作を読んでしまいましたわ!

というわけで感想文。

NHKのドラマもこれから見たいのですっ。


司馬遼太郎が描く「日露戦争」。

高校の日本史では「ふーん、日本勝ったんだ」くらいの

薄い感想しか持てなかった、無知な私。


貧乏で小さな国が、巨大な帝国ロシアを相手に、

国債でなんとか軍艦を買ったり、

細かく作戦を練ったりと、

死に物狂いで戦ったわけです。

負けたら、ロシアに侵略されたポーランドのように、

踏みにじられる・・・そんな恐怖を背にして。


ロシアの皇帝や軍内部の実情から言えば、

ロシアは負けるべくして負けたわけですが、

日本の善戦も目を見張るものがあったわけです。


騎馬隊の秋山好古(兄)の秋山旅団の好戦、

海軍参謀の秋山真之(弟)の日本海海戦への作戦

など、読むうちにのめりこんでしまいます。


こんな戦いが本当にあったとすると、奇跡のようだ

と思わずにはいられませんが、

国のシステムが未熟な中で、彼ら個人の才覚に

大きく頼るところがあったという事実は、

薄氷を踏むような戦いであったのだろうと

思われ、身震いしてしまうのです。


また、作品前半で、若くして生涯を終える正岡子規の

偉業についても触れられていて、

俳句がどのように文化として確立されていったのかを

見ることができて、感慨深いです。


ドラマは確か、今年末で完結ですよね。

どんな風に描かれているのか、楽しみです。