サイダー・ハウスルール
昔の映画。
気にはなっていたんだけど、見ていないまま。
たまたま最近みた。
流し見するつもりが、ガッツリ観ました。
内容全く知らずに観たので、想像と全然違っていた。
なんだかタイトルから勝手に、サスペンスみたいなの想像していた。
まさかのハートフルなヒューマンドラマだった。
サイダー・ハウスルールって、そういう由来でこのタイトルなのか。
サイダーだと何度も作中に出てくるのに、なぜかその度私の頭に浮かぶのはシードル…なぜだ。
なんかじんわり来る映画。
重い内容も盛り込んであるんだけど、人間色々で一概にいい人、悪い人とは白黒つけられなくて、いい人にも悪い部分、悪い人にも良い部分があったり。
人間ってそんなものなのかもしれない。
観終えた後にじんわりくるのは、なんだかんだ全体的に人の温かさや優しさに包まれた映画からかもしれない。
マイケル・ケインはこの作品でアカデミーの助演男優賞とったみたいだけど、このおじいちゃん先生の魅力たっぷりですよね。
愛情溢れる、ちゃめっけもある、自分の感情やエゴもちょっと暴走することもあったりする人間味が溢れた愛すべき先生。
トビー・マグワイアは純朴な青年って感じがぴったりはまっていたし、シャーリーズ・セロンはやはり若い頃から美人でセクシー。
子ども達はすごく可愛い。
若い青年の旅立ちや人生を描いているので、やはり若さを感じるし青春っぽいといえば青春っぽいんだけど、年重ねた今だからこそじわじわ染みてくるのかもしれない。
なんだか清々しさを感じたり、重いテーマが扱われているものの観終えた後に嫌な感じは残りません。
緩やかにじわじわ温かさが拡がって染みていくようなじんわり系の映画。
観て良かったー!!