自分にとってありがたい夢を見た | altさんのブログ

自分にとってありがたい夢を見た

ずっと父の夢を見ることはなかった。
あっても数秒ぐらいのゲスト出演みたいな。
関係が悪かったこともあり、たくさん後悔を引きずっている自分。

自分のせいで病気になって死んじゃったのかな。
生きたがっている人がなくなり、なぜ自分の方が生きてるのかな。
あの時こうしていれば、ああしていれば…。
…キリがないです。
自分の態度を悔いたり、責めたり。
他府県まで着いていって毎日のように見舞ってたのに、結局最期の最期で間に合わなかったり(夜中でした。当然ありえる事なのに、越境してついていって日常が父の闘病一色になっていたからでしょうか。なぜか自分が看取りに間に合わないなんて想像したことすらなかった…)。

そしたら、今になって、父の夢を見た。
内容は、現実ではありえない話だけど、優しい内容でした。
もしもこうしていたら…が叶った。
父がなくなる前の1ヶ月ほど前かな?に時を戻してやり直せるんです。
何回か時を戻して、選択肢を選び直して、その度に違う看取りを迎える。

選択肢を誤って、看取りに間に合わないケースもあったけど、ちゃんと間に合って看取るの。
中にはなぜか別の人が先に亡くなるケースもあったり。
もっと話して、もっと触れて、優しく寄り添って…。
やり直したかったことができた。
急激に悪化する前の元気な父とも一緒にいれた。

現実では変わらないし、やはり夢は夢なんだけど、それでも少し救われた。
なんでこのタイミングでこの夢だったのかは不思議です。
でも何かの計らいだとしたら、心からありがたい。
当然夢なので、父の記憶の中での私の姿は変えられないし、現実ではないので、私の自己満でしかないとえばないのですが。

もう思い出の中にしかいない人と話せた。
久々に声を聴けた。

ひそかに恐れていたことのひとつに、
そのうち父の姿や声を思い出せなくなったとしたらどうしようというのがあったんです。
生前仲が悪かったし思い出がほとんどない。
写真もほぼ亡い。遺影で苦労したぐらいない。
急激に悪化した亡くなる一ヶ月前ほどしかないし、辛い記憶が多かった。
でも夢の父はちゃんと父でした。
声も姿も。

この夢を見せてくれた誰かのはからいに、心からありがとう。
おかげさまで今日は少しだけ前向きな気持ちで目が覚めたよ。