世間はお盆
自分には関係なし。
お仏壇やお骨、遺影は全て、母宅にあるから、この家にはないんだよね。
つい最近49日終えたところで、父も七日間毎の修行を終え、無事空へ旅立ったはず。
初盆っちゃ初盆だけど、まだそっちにのぼったばかりで即Uターンで戻ってくるんだろうか。
家にいるならお酒でもご一緒したいけども。
世間はお盆だよねぇとスーパーとか行くと感じる。
なんかこんなに世間には人がいるのに、自分だけが取り残されてるなぁという感じ。
まずは汚家をどうにか片付けなきゃなんだけど、どこから片付ければいいのか。
父の物の整理とか以前に、家がものが溢れすぎて。
収納しきれない狭さなのに、捨てられないからひどいことに…。
親のものは手をつけづらいし…。
そんなこといってもしょうがないからやるしかないけど。
大掃除してメルカリで売る?とか思うけど腰には鉄アレイがついているようだ…。
でもこれを機会に、私の終活にしようとも思っているので、いろんなもの手放さないと。
多分まだそれ考えるには早い年なのかもしれないけど、境遇的に色々身軽にしておくにこしたことはない。
色々辛い思いもさせられたし、どうにも合わない親子でしたが…
狭いはずのこの家が、一人だと寂しいよ。
状況的には最近はほぼ一人暮らしだったのであまり変わらない状態っちゃ状態ですが、実際に家にいないことよりも、もう一生この家に戻ることはない。
その事実がなんとも痛むのです。
あんなに嫌いだった父ですが、会いたいよ。
色々嫌な思いばかりさせられたけど、生きているときに許せたらよかったな。
もっと色々話しておけばよかった。
しろうとすればよかった。
間違いなく私は父の子ですが、父のことを何も知らない。