ワールド女子フリー
いやー、アイスダンスSDに続き、神大会。
今度こそこのいい流れ、男子に続け~
いやー、世界女王になるには誰にとっても今年が最大のチャンスなんて始まる前には思っていましたが(来年男子並みのロシア女子が上がってくるだろうから)…
なんとハイレベルな大会だったのか。
ロシア女子トップ2が完全復活。
ロシア王国復権。
二人とも、不調?え?何それ?みたいな見事な滑りでございました。
すごかった。
テネル。
すごい気迫でした。
絶対に死なない、今日のジュリエット。
今までみたことないぐらいのすごい闘志というかテネルの気迫を見ました。
絶対にやってやるぞ!という気持ちをびしばし感じた。かっこよかった。
いつもテネルさんは表現面が少し気になってしまうのですが、今日は表現云々というより、ただただ気迫に圧倒されました。
すごかったです。
ギャビー。
今シーズン、メンタル的に苦しんでいたようなのに、いい演技をして、ちゃんと枠とりにも貢献する。
シーズン前半お休みでここまできっちり。
素晴らしいです。
花織ちゃん。
素晴らしかった。
ものすごく滑る、滑る。
滑り始め、あまりに足元が滑っていて、上半身が少し遅れたような気がしたほど滑っているように見えました。
体の動きからスピード感から、柔らかい表現まで、今日のかおちゃんの滑り、とても素晴らしかったと思います。
表現面も細やかに、丁寧に。
美しかった。
もんのすごく緊張しながら見ていたのですが、まさかの3Fパンクが…
思わず声が出そうになりました。
もったいない。
あそこがせめてダブルなら表彰台…。
今日みたいにハイレベルすぎる戦いだと、一つのミスが命取りですね…
いい演技だったからこそ、台載りしてほしかったなあ。
バックヤードでコーチから、来年3A跳ぶっていったから。
ちゃんとやってよ、私嘘つきになりたくないから、とはっぱかけられてましたが(強いな~コーチ笑)、かおちゃんなら跳べそうな気がします。
メド。
オフの移籍から、シーズン中の不調、代表選考の賛否両論、ワールドの演技で全て吹き飛ばしたんじゃないでしょうか。
リンクインから見たことないような集中しきった表情。
しかもセカンドに3Lo持ってきた!マジか!
今シーズンの不調が遠い昔のように、見事な復活でした。
すごかった。
なんとも強いメンタル。
キスクラでの僅差も僅差の暫定一位に、驚き、笑顔のメドが可愛かった。
最終結果が出たあとの、メドとザギのハグにほっこり。
二人とも、ものすごく苦しいシーズンだったと思うので。
すっかり自信を取り戻したんじゃないかな?
何よりそれが一番嬉しい。
サモドゥロワ。
やっぱり安定感抜群のユーロ女王は今日もノーミスでした。
この安定感すごいなー。
チャーミングな魅力たっぷりに、演技中はのってるんだけど、滑り終わると気持ちが顔に出る。
その時に素の十代に戻る感じが可愛いです。
ホッとしたんだろうなぁ。涙ぐむサモドゥロワ、何度も見るけど、ぐっときます。
この最強ロシアの中、なかなか他の選手と比べられ、ユーロ獲ろうともGPSで成績残そうとも、どうしても他の選手ばかり注目されてしまう印象ですが、この中で代表に入ってくる事実が彼女の強さを表していると思います。
ジャンプや所作に流れがもっと出れば点数が伸びてくるんだろうか。
さっとん。
これだー!これが見たかったんだよー!!
という全体的にいつものらしさが出ていたさっとんの滑り。
待ってました。非常任理事国美しいです。
昨日みたいに固くなく、伸びやかで、女優のような。優雅ですよねぇ。
なんでしょう。このさとこちゃんならではの美しさ。
SPがいつものさとこちゃんだと、ものすごく素晴らしい雰囲気を醸し出すので、それだけが個人的には残念でした。
すごく好きなのです。あのプログラム。
トゥルシンバエワ。
エテリコーチのもとに戻ってから、急速にチームエテリ化している感じがする彼女。
以前から注目されつつもなかなか波があったけど、今シーズン安定してきましたね。
四大陸で4S入れてきて驚きましたけど、もしやこんなに早くワールドで台載りするとはSP終わるまでは思ってませんでした。
いやーすごい。
淡々としている感じが情感豊かに変わってくるともっと点数が伸びてくるのでは。
来シーズン、男子並みのロシアっ子がシニア襲来しそうですが、なんかもうどうなるんだろ。
想像つかん。
梨花ちゃん。
3A-3T入れてきました。2Tにすることなく攻めて、二つ目3Aとチャレンジ。
3Aミスはあれど、全体の流れなどよかったと思います。
美しかったです。
今シーズン負けなしで唯一の負けがワールド。
悔しいだろうな。
これだけ点数を出しても台にのれない今回のワールド。
SPの出遅れがあったとはいえ、どんだけレベル高いんだ。。
ザギ。
SPでの点差もメンタルに有利に働いたでしょうか。
もちろん緊張もしていたとおもうけど、少し落ち着いて臨めた部分もあったのでは。
今シーズンの苦しんでいましたが、最後は噛み合ってきた感じですね。
今シーズン本人比で一番良かった演技がワールドにきたのでは。
ジャンプの質もGPSやユーロより良かったと思います。
演技後の込み上げる涙に…こちはもぐっとくるものがありました。
五輪女王になってから、今シーズンは体型変化で苦労して、心ないバッシングにもさらされ、
何より自分が一番、去年難なく出来ていたことが出来なくなっていることに焦り、苦しんでいたのではないでしょうか。
ザギとメド、今シーズン苦しんでいたロシアの二人の女王が、一番大きな大会で自分に勝利し、葛藤を乗り越えた素晴らしい試合だったと思います。