号泣不可避のペア | altさんのブログ

号泣不可避のペア

さっきまで違う意味で泣いてましたが(SP録れてないとかマジでありえない自分…)。
必死で動画観ましたよ。SP。
めっちゃ神大会じゃないですか涙。

そしてフリーは録れた!
が、まさかの最終Gのみの放送なのね?!
コレ、他の時間帯ならもっと放送してくれてたの??

って嘆きはもう仕方ないのでさておき。

サフマソ、おめでとうーーーーー!!!!!!!!!!

最終G、それぞれの想いとそれぞれがこれまで重ねた時が溢れる、号泣不可避の神大会でした…

もうね…
まさに悲願の金メダルじゃないですか。

サフゾルで出てきた頃、最初は身体能力の光るペアで目立っていて、だんだん表現力をつけてきて、世界のトップに。
でもなかなかオリンピックには縁がなくて、ソチ後ゾルコビーは引退してライバルのタラモロのコーチに。

サフチェンコはマッソーと組んで、一部の心ない声や、怪我も乗り越えて、本当に悲願のやっと掴んだオリンピック金メダル。
SP4位からWR更新しての金メダルですよ。

これね、泣かないフィギュアファンがいるんだろうか。

これまでの道のりも知っている分、もうおめでとうと嬉しいと、この素晴らしい演技を見せてくれてありがとうしかないよ。ホント。

SPもよかったけど、まさかのマッソーが3Sパンクで、演技後マッソーが凹んでたけどなんで?と思ったら、原因はそれで。
(携帯の小さい画面でソロジャンプ、サフチェンコばかり見てて、なまじ着氷のタイミングが揃ってたから、全然マッソーのパンクに気付かず…)
あとで、点数低くて、あ、と気づきました。

フリー、本当に素晴らしかった。
技の継ぎ目のないシームレスな流れるような動きに、素敵なプログラム。
美しくて魅せられて惹き込まれて。
サフチェンコのガッツポーズ、演技後にリンクに寝転がり、マッソーはリンクに突っ伏し。
そして待機室での(グリーンルームだっけ?)金メダルが決まった瞬間の二人の号泣と抱擁。
サフチェンコの号泣を見て、こっちも号泣。

マッソーが、号泣するサフチェンコを抱き締めながらずっと何か語りかけているのが印象的でした。
そして選手たちも皆このリビングレジェンドが悲願の金だと知っているからこそ、温かく祝福していましたね。
メーガンのサフチェンコのハグはすごく優しくてこっちも泣けた。
スイちゃんも、号泣するサフチェンコに手を。

正直言うとね、今回、スイハンが勝つのかなと思ってたんです。

今シーズンずっとそう感じていて、サフマソキツいかもと感じていました。
でもサフマソのGPFのあの神フリーを見て、この演技をオリンピックでやっちゃったら、誰も敵わないのではと感じて。
でも、なかなかこの演技をオリンピックでするのは難しいと思ったので、やはりスイハンが獲るかなと思っていました。

そして、サフマソにはGPFの神演技の再来を祈っていて。
そしたら。
SP4位からのフリー、こんなにも素晴らしい演技が。

サフチェンコがここにかけていた想いはものすごく強かったのは周りもよくわかっていたし、そして素晴らしい功績と才能を持った偉大な選手と組むのは、マッソーにとってはチャンスな反面、すごいプレッシャーだったと思います。
周りからの目も含めて。
何かあればマッソーの方が矢面に立たされかねない。
SPは自分のミスで4位、色んな意味で相当きつかったんじゃないでしょうか。精神的に。
そんななかでフリーは完璧に滑りきって、歴代最高点のフリーで金メダル。
一気に緊張の糸というか、張りつめたものから解放されたんじゃないでしょうか。
号泣するマッソーを見て、これまた号泣したaltです。

そしてスイハン。
演技前のスイちゃんの表情、迫力に、すでに魅せられました。
今までで一番の気持ちの入り方だったと思います。
まさに氷のトゥーランドット姫がそこにいました。
そしてだんだん氷が溶けてカラフ王子に心を開いていく。
本人比では技術面でミスが出たのは残念でしたが、表現面や迫力が本当に素晴らしかったです。
世界王者でもあり、中国のエース、国中の期待を背負い、ツァオさんの期待も大きかっただろうし、金メダルの第一候補と見られていたペアなので、銀メダルは心底悔しかったと思うけど、素敵な演技でした。

中国のペア大国の礎であるツェンツァオの代表作の一つであろう、トゥーランドット。
それをツァオさんの前で滑るスイハンに感無量。
あんなに技術面はジュニアの頃から目立っていても、シニアに上がってからも飛び抜けて幼さを感じた二人が、禁じられた遊びあたりから、スイちゃんががらっと大人の女性に変わり、すっかりシニアらしいペアに。
そして世界チャンピオンに、トップのペアに。
国内の期待はもちろん、本人たちも金しか考えていなかったと思うし、相当悔しかったと思います。
結果として僅差でしたしね。

PB更新のハレルヤは本当に素晴らしかった。
スイハンも大好き。
両足の手術や大変なことを乗り越えてきた二人、スイハンにも金メダルを獲ってほしかった。
スイハン見てて、こちらも演技後に涙、結果がでたあとにまた涙でした。

メダルは一つだけなんだけど、こういう相反する気持ちがどうしても出てくるのは、それぞれの選手たちのこれまでをずっと見てきているから。

選手にとっての四年は大きいから、軽々しくは言いたくないけど、でもスイハンには地元北京での輝かしい姿が見える気がするし、彼らが地元で金メダルを獲って欲しいし、きっと獲るのではと思います。

サフマソもスイハンと本当に大好きだ。

デュハラド。
 ソチ後を引っ張ってきた二人。
チャンピオンになった選手でも、なかなかオリンピックにピークやタイミングが合わない選手もいる。
終始メーガンが楽しそうな笑顔に溢れていたのが印象的でした。
演技後の二人の笑顔と、グリーンルームでの二人に涙…。
団体も個人戦も素晴らしかったです。
頂点を極めてから、少し落ちて、またここで上げてくる。
相当準備してきたんだろうな。
デュハラドは表現より技術で魅せるタイプの印象で、表現より感情が出るタイプですが、ここ数年は二人の表現面もまた伸びてきて。
美しかったです。
デュハラドもここまでの経緯を見ているから…
泣いちゃいました。

タラモロ…
団体がすごかったので、個人戦どうなるかと思っていたけど、最高のSPから、悔しいフリーへ。
キスクラで残念ながら台を逃してしまったタラソワの涙を見て、胸がつぶれそうでした。
悔しい出来だったと思うし、二人ならもっと点数が出る演技ができたはずだからこそ悔しかったと思います。
今シーズンは好不調の波が試合毎に激しかったですね。
若い二人。
シニアに上がってから、想像以上のスピードで一気にトップ選手にかけあがりました。

あまりに簡単にやってしまうので、難しさを感じさせない高い技術力、スピード感。
トップ選手の資質を持っていて、恐らく技術面で足りないものはほぼないけれど、他のトップのペアと比べると、表現面とか情感とか、なんだろう、PCSにあらわれない、ある意味点数化されない部分で物足りなさを感じるペアもあります。
その分、そちらの伸び代たっぷりなので、これからがさらに楽しみなペアでもあります。
これからどんなペアに変わっていくかな。

はー。
こんなに泣いたペアの試合って今までなかったかもってぐらい、どのペアにも泣けました。
嬉しさ、感慨深さ、感動、悔しさ、悲しさ、なんとも言えない気持ち…
相反する気持ちがごちゃまぜになる感情の波が一気に押し寄せて。

SP、フリー、全ペア再放送してほしい。
永久保存版にするから。

ユージャン、ペンジン、ヴァネシプ、マルホタめっちゃみたい。