大奥・第六話かな? | altさんのブログ

大奥・第六話かな?

ハマってます。

元々原作にハマり、最初ドラマ、映画化を聞いたときは、菅野美穂以外、(あくまでも私の)イメージと違う!( ̄□ ̄;)!!とショックを受け、実際ドラマを見始めてからも、違和感を感じまくってたんですが(玉栄はもっと幼いこどもで、有功はもっと若い美青年設定じゃない?とか、上様は年齢は合ってるけど、たべちゃんではなく、もっと気位の高さが似合いそうな女優さんの方が良かったなぁ…とか。)、でも回が進む毎に、皆さん役にハマってきて、違和感はなくなり、むしろ引き込まれてます。

原作ありきで映像化すると、大体原作をこえられなかったり、イメージ違いすぎる作品が多いんですが、大奥は成功例だと思います。(ちなみに、個人的に大成功だったと思ったのはのだめ。主役のイメージを映像化がどんなになるか想像こえてて全く予想できなかったけど、上野さんの演技が神でした。りあるのだめはこんな感じか!みたいな。)

大奥は、

・基本は原作に細部までかなり忠実。
それを柱としながらも、要らない部分や合わない部分は切り捨て、もしくは変更している(有功の女装とか)。しかもその部分は基本最小限に抑えている。

・話が進んできたところで、原作では描いていない部分を補完している。足すオリジナルストーリーは、キャラクターの背景や個人を掘り下げたものになっていて、むりがない。

・脚本や演出まで、作品自体がかなり丁寧に作られている。

・キャストの演技が秀逸。
多少イメージと最初違っても、それを覆すくらいのキャスト陣の演技力。

これが成功のキーだったんじゃないかなぁと思います。



さて。
回が進むにつれて切なさが増すんですけど、今回も切ない…。

堺さんは今にも消えてしまいそうなくらいの儚さと、人間として完璧に近い器を持つ非の打ち所のない人物を描きつつ、葛藤、闇、恋心も丁寧に演じててすごいですよね。
今回の上様とのシーンなんて、どのシーンもすごく切なくて感動しました。
ラブシーンはすごく美しかったし、上様が大人になって落ち着いてきてから、二人のシーンに違和感はなくなりました。
上様の以前とは違った声の柔らかさやトーン、目線、表情。
たべちゃんの上様、板についてきたし、素敵になってきましたね。

春日局様。
初回から恐ろしい恐ろしい((((;゜Д゜)))
上手ですよねぇ…すごい怖いもの。
美人さんだから迫力あるし。

玉栄くん。
最近、違和感なくなりました。
勝ち気なところとか、なんか田中くん、役にはまってきましたね。

お楽役の人、すごいですよね。
演技、うますぎ。
お楽は、役者さんのおかげで原作より素敵なキャラになってると思います。
あのノー天気さや、ちらりとのぞく、本音やトゲ。さらに怪我した後など。
演じ分けるのすごく難しいと思うんです。
あのノー天気さは、やりすぎればばかっぽくて浮いちゃうししらじらしくてリアリティがなくなってしまう。
でも、ちょうどいいテンションで演じていて、有功へのトゲも、嫌みになりすぎないようにほんのりと。
そして麻痺した後の演技。
うーん、すごい。
この人の演技、もっとみたい。

ところで、今回、有功はお楽のトゲに対して、見た目には何も感じていないようでしたし演技としても表されてなかったけど、きっと内心では嫉妬というか負の気持ちは感じたはずだと思います。
人格者の彼のこと、なにもなくてもあっても、お楽には普通に優しく接すると思いますが、今回の事件があったことで、有功はお楽に同情することで、負の気持ちが消えて、心に闇を感じずに心からお楽に接することができたんじゃないかなぁ。

あー、来週もまた展開が。
楽しみです!!



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