あたしが仕事での修羅場に巻き込まれていた9月下旬、
ある友人がカナダに旅立った。
2年半前、1人帰国してしまったカナダ人の彼氏に会うために。
当時、日本での仕事に見切りを付けて帰国を決めた彼。
帰国後はまた0からのスタートになると覚悟した彼は
付き合っていた日本人の彼女に別れを告げた。
穏やかで大人な彼女は
彼の帰国準備を手伝い、
空港まで見送りに行った。
最後は笑顔で別れたかったから。。
そして、本当に彼は行ってしまった。
それから彼女は
とても後悔した。
なんで、彼にすがらなかったのか。
カッコ悪くても
泣き叫んでも
彼に行かないで!ってなぜ言わなかったのか。
あまりにきれいに別れたから
彼とはメールのやり取りで交流が続いたわけだけど‥
それが彼女から彼への想いや後悔を風化させなかった。
誰と出逢っても
どこへ遊び行っても
やっぱり彼の事が浮かぶ。
帰国後、家業を手伝いつつ
大学受験を目指し始めた彼も必死だったから
彼女は彼に会いに行かず
メールでひたすら応援したり
癒したり。
彼が頑張ってるから
彼女も日本で仕事やプライベートの活動に邁進した。
カナダ人なのに大福が好物な彼の誕生日には
大福を皿に山盛りにして、周りにキャンドル。
「お供えじゃないよ
」って、Birthday写メールを送ってた。
そして今年春
彼女は友人のあたしに、
秋になったら、カナダへ行ってみるよと言った。
やっぱりもう一度ちゃんと会わなきゃだめだ って。