さっき電話が入り、loloが亡くなったと聞かされた。
lolo(ロロ)とは私の生まれた国の言葉で、つまりは「おじいちゃん」のこと。
ちなみに「おばあちゃん」はlola(ロラ)で、
私のlolaは数年前に既に亡くなっててもういません。

つい先日帰国していた母親からは、
「あんなの生かされてるだけだ…」と、自宅にいるものの
介護が必要な状態だったと聞いたばかり。
数日前、急遽入院をしたらしく、
私の両親が明日帰国しようとしてたところだった。


私がloloとlolaに最後に会ったのは15歳の時。
あれから全然帰れなかった。
lolaの時、結局カナダまで行くこともできず、何もしてあげれぬまま。
そしてloloにも何もできなかった…。

せめて…と、娘に昨日手紙を書かせ、
持って行ってもらう予定だったのに。
それすら叶わず。


私の母方の親戚は殆ど海外にいる。
だから会った回数なんか、両手の指の数ほどだろう。
ただ1回1回の滞在は、数日~数週間と日数はあるから少しは生活を共にしてる。
とはいえ幼少の記憶は少なく、思い出せる記憶が限られてるが。
私にとっては大切な祖父母です。

海を越えて、会いに行けなくてごめんね。

大人になった私も見て欲しかったし、
私の大切な家族も紹介したかった。
家族にも、私の生まれた国や親戚のこと知って欲しかった。

lolo。
私の娘が自分で考えて、自分の言葉で手紙を書いたんだよ。
間に合わなくてごめんね。


「びっぐぐらんぱ
 はやくげんきになってください
 ○○(自分)も○○(弟)もぱぱもままも
 まっています
 ○○(私)のおうちにあそびにきてください
 なおったら ○○より」


これからはlolaとtitoと一緒に、見守ってください。
私は今までど変わらず、海を見る度に想っています。