何だか疲れた・・・


収録自体は押しもせず

むしろいつもより

早く終わったのに・・・

なんだ?この疲れは?




あれから

楽屋に戻ったら

もうニノはいなくて

智くんも帰るとこだった。


「翔くん、なんかつかれてない?」

ドアの所で

ちょっと舌ったらずに、言う智くん・・・


「あ~・・・大丈夫」

(このヒトは、ホントいい人だな)

今日も普段と全く変わらず・・・・

(って。ホントに気づいてなかったのか)

ある意味、恐るべし大野智。

「お疲れさま~」


智くんを見送り

楽屋に入ると


松潤が着替えている服の隙間から

チラッと俺を見て、笑った。

なぜか(やべっ!)って思った。

こーゆー笑顔はやばいんだよな・・・


「で、翔くん。どうすんの?あの子」


ド・ストレート!!

松潤はまっすぐ過ぎるんだよぉ~


答えられずにいると

「なに?なに?」

嬉しそうな顔してきちゃったよ。この人が。


「なんだろなぁ~???」

「翔ちゃん、今日いい顔してたよ」

そう言いながら

いつもの両目瞑りのウインクをした。


おもわず笑う、俺の脇をすり抜けながら

肩をポンと叩き

「でも・・・あの子はやめといた方がいいな」

と小さな声で言った。


「お疲れっ。しったぁ~」

相葉くんの声が遠くなっていく・・・・


あの人は侮れないんだよな・・・・

そう思って松潤を見ると

俺を見て黙って頷いた・・・・・・