翌日、三上さんにどうだった?と聞かれた。
結論から言うとお付き合いはできませんと言うと、とても驚いていた。
高山さんがどんなに素敵な人か力説された。アイツを振るなんてアホだとも。
いや、もしかして気づいてないの?
三上さんに、高山さんと私がハグする姿を想像したらどんな気持ち?と聞いた。
すると喜ばしいことだと言った。
アイツは本当にいいやつなので、どこの誰かわからない奴と付き合ってほしくないからあなたを紹介したんだ、何が気に入らないの?と少々怒っていた。
そこで昨日のことを話した。
彼は絶対三上さんのことが好きだから。
大好きな三上さんの言うことだから不本意ながらも私と付き合おうと決心しただけだから。
本当は三上さんと付き合いたいはず。
三上さんはこんな年上のおばさんの出る幕はないと言って笑った。
ふーん、なるほどね。
なら付き合います。次会った時彼を襲うから。2人目出来たらどうしよう緊張するなと言ったら黙り込んだ。
ほらね、案外三上さんも満更ではないんだよね?
歳がどうこうって言ってないで彼の胸に飛び込めばいいのに。
頭をくしゃくしゃ掻きむしり、ちょっと考えてみると去っていった。
ふふっ、結婚式には呼んでね。