そこから少し離れたベンチに座った。

高山さんはコーヒーを買いに行くけど何がいい?と聞いてくれたのでブラックをお願いした。


三上さんから概ねあなたのことを聞いてますと言われ、ドキッとした。

私は三上さんにとってどんな印象なんだろう。


でもかなり好意的に伝えてくれていたようで、いろいろ大変でしたねと言われた。


三上さんは元同僚で、彼女の苦労をずっと見てきたから今幸せそうだから自分も嬉しいと言っていた。


三上さんのことをとても尊敬しているのがこの短時間でひしひしと伝わってきた。

そして、私のことを三上さんに似ていると言った。

それって褒め言葉だよね?


しばらくして大きなぬいぐるみを持った息子と三上さんがやってきた。

おばちゃんに買ってもらったとご機嫌な息子。


お支払いしますと言ったらお友達になった記念に私からのプレゼントだからと言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。

今度お礼しなきゃね。


大変失礼ながらこの時私が思っていたのは‥‥


どうやってお断りしようかと言うことだった。