夫がMIKIって呼んでるってことは下の名前なんだ。
どうでもいいけどね。
いったい何のことだろう。
知らないうちに彼女を傷つけることを言ってしまったのだろうか。
記憶を辿っていたら、夫がこう言った。
夫「MIKIの容姿のことをあれこれ言ったんだってな。とても傷ついてた。」
うーん、身に覚えがない。
むしろ私の方が言われた気がするけど。
私「ちょっと待ってね。録音してたから聞いて。」
夫「そんなことまでしてたのか。怖い女だな。」
私「だって何を話したのか全部覚える自信がなかったから。ちゃんとあなたに報告したかったの。」
夫「早く聞かせろよ!」
うるさいなー。だから今準備してるじゃん。
面倒臭いヤツだな。
[意外と普通の人だ]から始まり、レジに行く前にOFFにしたから、娘がいる以降の会話は残っていない。
夫は黙っていた。
嘘をついてるのは彼女の方だと分かったからか。
私「どの辺りの発言で傷つけたのか分からないけど、一応謝っといて。」
夫「嬉しいか?俺が勘違いしたことを知って天にも昇る気持ちか?」
私「全く。彼女のためにも一刻も早く離婚してあげなきゃね。」
夫「そうだな。ここは社宅だからオマエが出ていくんだよ。」
私「分かってる。今家探してるからもうちょっと待ってね。」
夫「早くしろよ。」
私「あなたはどうするの?彼女がここに来るの?」
夫「オマエには関係ない。」
ま、確かに。
全く興味ないからどうでもいいよ。