翌日。
会社から帰ってきた夫の機嫌がすこぶる悪かった。
これは何かあったに違いない。
私「ご飯が先でいい?」
夫「いらんっ‼︎‼︎」
あっそ。
なら私と息子だけで食べちゃおう。
夕食を済ませて息子とお風呂に入った。
夫はソファーでスマホ三昧。
寝かしつけしながらこのまま寝てしまおう。
気づいたら朝だった。
夫の姿はなかった。
いつ出かけたんだろう。
シンクは片付いたままだし、何も食べていなさそう。
これは夜中に出て行ったな、たぶん。
ん?スマホにMIKIからLINEが来てる。
寝てたから気づかなかったよ。
M「和くんに確認しました。私が不安になるようなことは一切していないと言ってました。私は和くんを信じます。どうか邪魔しないで。」
いや、別に信じるのは構わないけど、私に害が及ばないようにして欲しかったよ。
私「そうですか。だから夕べあんなに機嫌が悪かったのですね。口を利いてくれませんでした。なるべく早く離婚するのでしばらくお待ちください。」
M「よろしくお願いします」
あんまり頭良くないな、この人。