彼女のLINEのアイコンは小さな女の子の後ろ姿だ。
娘がいるのは間違いなさそう。
名前はMIKIとなっている。
苗字なのか名前なのか分からないけど、そんなことはどうでもいい。
どうか元嫁のSNSを読んでと祈るような気持ちだった。
そうこうしてるうちに自宅に到着。
夫と息子とガジュが迎え入れてくれた。
夫「どうだった？」
息子の前で話したくないな。
私「質問にはちゃんと答えたよ。」
夫「そっか。有難う。これで前に進める。」
私「ご飯作るね。」
そう言ってキッチンに籠った。
しばらくしてMIKIからLINEが来た。
M「全て読み終えました。頭が混乱しています。」
ま、そうなるよね。
私「分かります。私もそうでしたから。でもあなたはまだ間に合う。私のように結婚出産後に知った訳ではないから。」
M「そうですね。ちょっと考えます。」
私「ご連絡お待ちしてます。」
ここで私の大誤算。
MIKIは悩みに悩んだ挙句、こともあろうにこのことを夫に告げ口しやがった。
チッ‼︎‼︎馬鹿女‼︎‼︎
