お盆休み中はとても暇だった。
親から帰っておいでと言われたら帰るつもりだったけど、結局連絡なかったし。
大学時代の友達と一度だけ会うくらいだった。
明日から仕事が始まる。
そんな中、インターホンが鳴った。
山崎さんが地元のお土産を買ってきてくれた。
私「有難うございます。なんか顔色悪いですね。」
山崎「甥や姪の相手して疲れてしまって。ちょっと熱っぽいんだ。でもすぐ治るよ。」
私「それは大変。食べるものはありますか?」
山崎「食欲ないから。このまま寝たら治ると思う。」
私「ちょっと待ってください。」
一旦ドアを閉めて冷蔵庫を開けた。
ポカリとブドウとミネラルウォーターを袋に入れた。
私「こんなものしかないけど良かったらどうぞ。」
山崎「わぁ有難う。助かるよ。」
私「なんか欲しいものがあったら遠慮なく言ってください。」
山崎「有難う、それじゃ。」
‥‥大丈夫かな。