食卓を囲みながら、今しがた夫‥‥もとい、元夫から電話が来たことを話した。


離婚したのに俺の飯は?と聞いてきたので鬱陶しくなって電源落としたこと。

実はやっぱり離婚しないよと言われるのが怖くて,ここ最近ずっと離婚の話題を避けてきたこと。

今朝も敢えてさよならの挨拶もせず手紙を置いて出てきたことを話した。



父「ここにいるって知らないのか?」


私「ちゃんと言ったよ。随分前だけど。」


父「父親同様、なんでもすぐ忘れるのかな。」


私「うん、たぶん。でも流石にここまでは追ってこないと思うよ。」


母「ちゃんと戸締りしなきゃ。」


私「ちょっと電源入れてみるね。」



すると


おびただしい量のLINEが来ていた。


今まで通り家のことをしてもらえると思ってた


忙しいからメシなんか作れない


明日の弁当どうすんだよ


こうなるのが分かってたら離婚なんかしなかった


もしかして掃除も俺がするの?


冗談じゃない!勘弁してくれよ!


無視するなよ


今どこ?


迎えに行くよ


腹減った


おい、なんとか言えよ!



父「何も分かってないようだな。」


母「本当にちゃんと話し合ったの?」


ここでボイスレコーダーをON。


「絶対に直ぐには提出しないから、お守りがわりに離婚届を書いて欲しい。」


「今出さないならいいよ」


「結婚3周年の次の日に出すよ。」


「うん、分かった。勝手に出しといて」


「俺は離婚してもこの家に残る。」



母「驚いた!こんな大事なこと忘れちゃうんだね!」


私「そうだね。」


父「これだけはっきり証拠が残ってるんだから大丈夫だろう。」


‥‥大丈夫だと信じたいよ。



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