頼んだフルボトルのワインをガバガバ飲む母親。私には一切勧めず、1人で飲んで1人で盛り上がっていた。
「A女子校って馬鹿だよね。なんで海人と同じ大学行けたのか不思議だよ。」
「大学自体たいしたことないですから。」
「今海人を馬鹿にした?」
「してないです。」
「まぁいいや。あなたと息子達が何もなくて本当に良かった。」
「タイプじゃないので。」
「は?何言ってんの?2人とも私に似てイケメンだよね?」
「親の欲目ってやつですね。」
「酷いこと言うのね。あなたも大概ブスじゃない。」
「お母さんには敵いません。」
「さっきから失礼ね!」
「お互い様です。」
「とにかく!息子達とは今後一切関わらないで!分かった?」
「考えておきます。ご馳走様でした。ではお先に失礼します。」
ふらふらのババアを放置してそのまま帰宅した。
迷ったけど、封筒はそのままテーブルに置いてきた。
ここで私はある決断をした。