オマエは売れないミュージシャンを支える彼女なんだよって言うけど、音楽なんかしてないよね?。楽器もできないし譜面も読めない。夢があるって言えばなんでも許されるとでも?


これが俺たちの愛だ、誰にも邪魔されないって意味不明なんだけど。

だんだんメッキが剥がれてきた。


思えば会話も成り立たない。

稚内が読めないし地名だと知らなかった。俺の人生において無駄な知識だと恥ずかしいことを言ってた。


極めつき、オマエもこの家に出入りしてるんだから家賃も半分払うべきと言ってきた。

食費と日用品費、ガソリン代だけでもいっぱいいっぱいなのに、これ以上は無理だ。


少し考えさせてと言ったら、今まで言わなかったけど駐車場代も俺が払ってるんだぞ!この金食い虫が!と私の作ったおかずを投げつけてきた。


ふぅ、こういう人なんだ。

分かったよ。二度と来ないから。

一瞬にして憑き物落ちた。


顔しか取り柄のない馬鹿と過ごす時間が勿体なかったよ。ま、何事も経験。

LINEブロックして居酒屋のバイトを辞めた。


今頃は他のターゲット見つけてるんだろうな。

高い授業料だったよまったく。