大学で自己紹介をする時、出身高校を言う時がある。
A女子高と言うと必ず聞かれる。
第一志望にご縁がなかったの?と。
そのくらいこの大学とは無縁の高校だ。
因みにA女子高は習い事をしている子が多い。
ピアノとかバレエとか本格的にやっていて、出来れば将来その道のプロになりたいって子が結構いた。
毎日レッスンで明け暮れる。
だから学校の勉強は二の次三の次。
赤点さえ取らなければ大学まで行ける。
もし夢破れてプロになれなくても、大卒の肩書だけは手に入る。
敢えて失恋やいじめの話はせず、大学は共学に行きたかったから頑張ったとだけ言った。
高校で習わないから数IIbを独学で勉強したと言ったら皆んな驚いていた。
ま、独学ではないか。予備校に行ってたから。
そんな私の話を熱心に聞く子がいた。
友達の海人だ。