俯向く私の頭をポンポン叩き、また今度にしよっかと宮崎さんが言った。


ブンブン首を横に振り、宮崎さんに抱きついた。


長い長いキス。

キスってこんなにバリエーションがあるんだね。知らなかったよ。


ゆっくり優しく抱いてくれた。

こんなにも愛おしい。

こんなに人を好きになったことはない。

どうかこの幸せがずっと続きますようにと祈らずにはいられなかった。


日が落ちてきて辺りが暗くなってきた。

そろそろ帰ろう送って行くよと言ってくれた。


自宅に到着し、またねとお別れの挨拶をした。



忘れられない私の大切な記念日になった。