3月最後の日の夕方にたぢまは産まれました



駆けつけた父ちゃん一言

『なんでこんな日に…』

そう
たぢまの誕生日は年度末
締日で一番忙しい1日です

春休みだからお友だちもお祝いしてくれないし 女の子
ひとりぼっちの誕生日でした


最悪だったのは小学6年生になる年の誕生日
前日お母ちゃんは姉ちゃんと兄ちゃんを連れ、たぢま一人を残してデパートに出かけたの


…なんでたぢまを連れて行ってくれないのさ…


憤慨しつつ


いや…たぢまは明日誕生日だからなにかプレゼントを買ってくるのかもしれない



と半ば期待もしていたの



帰ってきた姉ちゃんと兄ちゃんは進学祝いに買ってもらった 腕時計やら万年筆やらを手に笑顔が綻んでいます





たぢまには…なにも…無かった……誕生日のプレゼントもケーキも……ガックリ


お父ちゃんが病気がちで貧乏だった我が家
姉さんの高校と兄ちゃんの中学の入学が重なったこの年は、いまにして思えば資金繰りが悪かったのよね


子どもの頃はそんな家庭の事情なんか分からないから、自分は要らない子供なんだと絶望感に苛まれました


就職してからも


たぢまの誕生日は毎年売り上げに追われて誕生日を祝うなんて気持ちにはならなかったな
お店によっては年度末の月末に棚卸しを要求されて、誕生日にまさかの残業棚卸しなんていう悲しい思い出しかない



お誕生日をお祝いしてもらった記憶がないの



ふーさんが現れるまではね


3月31日
木曜日
ふーさんはまさかの泊まり番
朝7時に出かけて…24時間仕事して…翌朝9時ごろまで帰って来ません ガックリ


『君の通院で希望休を出しているから仕方がないしょ 真顔

と言いつつ

『明日の夜はお祝いしてあげるから』

と言い残して仕事に行きました
たぢまはふーさんにもらったタバコを開けて カフェオレを手にパー

あ‼️あぁあぁ〜っ ガックリ

きちんと掴んだつもりだったグラスが落ちてテーブル中カフェオレまみれに 笑い泣き汗
タバコも…まみれてびしょびしょになっています ガックリ汗
急いで雑巾を取りに行く余裕なんかありません…身体が動かないから…
慌ててティッシュペーパーで吸い取りますがティッシュを出しても出しても足りなくて ガックリ汗


最悪のスタートです



タバコを乾かして 涙 


グラスが割れなかっただけいいか…と思い直してカフェオレを煎れなおしてみると


氷が足りません🧊


ローソンに買いに行かなきゃ
誕生日だからケーキ買おうかな デレデレ



…が 真顔汗



ローソンのスイーツの棚はショボくてケーキなんてものは姿が見えない 👀


仕方がないのでシュークリームをカゴに入れて氷の棚に行くとそこに



四川風麻婆丼(冷凍)…美味そうじゃん 真顔

これよこれ

こういう物を求めていたのよたぢまは



シュークリーム

麻婆丼

煙草ふた箱 🚬



買って温めて食べたの

いつもお電話しているお友だちとお話ししていたら…身体がぽかぽか…瞼がトロ〜ン

電話中なのに眠たくなってしまいました



不眠症のたぢま

前日あまり眠れていなくて

でも日中眠くなるなんて珍しい事なの



『1時間したら声をかけてあげるよ』



って言われて眠りに誘われたのが1時過ぎ





LINEの着信音が鳴って目が覚めました




え⁉️


4時過ぎてる‼️ 滝汗汗


LINEを見るとお友だちが何度も電話をかけてメッセージを送ってくれていました

たぢまはLINEを開いたまま寝ていたので全てが既読していたかたちになっていて、その事でお友だちを混乱させてしまいました


いつも3時前にお仕事に出かけるお友だちが4時に家を出て…お仕事に遅刻しちやうかと思って涙が出て止まらなかったの


LINEしながら通話も開きながらお友だちと会話して


平謝り


本当に申し訳ないです

不甲斐ない…涙の誕生日になってしまいました




happy birthday 自分 明日は頑張れ





🔴たぢまからのお願い🔴


たぢまは現在自分の闘病記をマンガで綴っています


普通の医師すらも見逃してしまう珍しい病気を抱えた一患者にどのような苦難が待ち受けているのか


一人でも多くの方に知っていただきたい思いから


このマンガを製本したく


クラウドファンディングにてご支援を募っております


ご支援くださった方に闘病マンガを提供いたします


一冊から購入いただけます


下差し詳しくはこちらをご覧ください下差し


残り42日 たぢまの波瀾万丈で笑える闘病漫画を手に入れようプロジェクト







当初は保険適応対象緩和の署名活動などを考えておりましたが、クラウド側からダメ出しが入りまして


闘病記(マンガ)の作製を支援してもらって漫画を手に入れる形のプロジェクトになってしまいました


たぢまの身体でマンガを描くのも大変な事なので


しばらくはマンガ作製に力を注ぎ、署名活動などは今のプロジェクトが終了してから落ち着いて行いたいと考えております


是非支援にご協力お願い致します