この記事は前回、前々回からの続きとなっておりますので、そちらの記事もご覧ください


そんなに長い時間はかから無かったんだと思うんだけど、息ができない状態で救急車を待っていた時間はとても長く感じました

 

チャイムが鳴り

 

複数人の方の足音と話し声が聞こえます

 

……ますか{emoji:はてなマーク} 声、聞こえますか {emoji:はてなマーク} できる {emoji:はてなマーク}………お返事、できますか {emoji:はてなマーク} 合図でいいから……………

 

…………………………………

 

『どこが痛……すか 分からとね、対処あげられなから、苦しいかもしれないけど……

 

むり〜……………ガックリ

 

………………

『胃{emoji:はてなマーク} 胃が痛いのですね {emoji:はてなマーク} 』

 

ちがーぅ…………見てくれ……{emoji:ガックリ}{emoji:汗}

 

……………んぐっ……ぐほっ……………

『酸素濃度は正常値だからね大丈夫だから‼️

 

マジかよ…………………ガックリ

 

 

 

……すご……らだが熱いで……

 

そういう気なん全身

 

 

 

 

 

記憶はぼんやりしているんだけど、持ち上げられて、ゆっさゆっさと揺れているの

 

お祭りのお神輿になったみたいだ

 


わっしょいわっ

 

 

 

 

気づくと今度は台車に乗って、頭を中心にぐるぐると回っています

 

ぐるぐる目が回るコマになった気分だよ…


いつもより多く回しています〜

 

 


コマじゃなくて升だったかも

しかも

寒い……寒いょ…

 

晩秋の札幌の夜 タンクトップにステテコのたぢま





 

 

『名前、言えますか 答えられる』

 

……………

……んぎっ…………………

 

たぢま はるさん、ですね 』

……ぎっ………ぐっ……ごほっ………

 

『どこが、どういう感じですか {emoji:はてなマーク}

 

………………………ングハッ………………

…………………ガハッ……………ングハッ

 

『みぞおちこむらがえり真顔はてなマーク{emoji:汗}

 

……………………。グッ……

 

『全身にこむらがえりが起こるんです』


…………きっ……ンっ………………

 

『たぢまさん、これから病院に行きますからね、無理して話さなくていいですから』


………………

 



救急車が揺れて、意識が戻りました

ふーさんがたぢまの手を握ってくれています



救急車は結構揺れが激しくて、お腹が上下に揺れて、台車にぶつかります

そのおかげで僅かながら肺に空気が入ってきて、家で呼吸困難でいるより正直楽だったです



こんなに苦しんでるのに胸を圧迫するとかしてくれないんだぁ…


救急とはなんぞや? 疑問を感じつつ つづく