亡くなった母です。
6年ちょっと前に、ある日突然胆管がんの疑いで検査のために入院。
お産以外で入院したことのなかった母。
私はその日から御飯食べられなくなるくらい、食欲がなくなりました。これでは倒れてしまうと栄養ドリンク飲んだり、チョコレートとか、なんとかカロリーのあるものを食べていました。
私達の心配した顔を見て、母も深刻な状況に、不安だったことでしょう。
あとで、あなたたちの顔を見れば〜とか、あなたは泣けばいいとか言っていました。
私が我慢しすぎること、母はわかっていたから。
がんになって、数日後に、病院食事のメニューの裏に、
まだ実感がわかぬ、とか書いてありました。
良いメニューだから、持って帰ってと、渡されたのはメニューのためだけではなかった。
母が入院して、何日たった頃だったか、どうやら手術できそうだと、かかりつけの先生から、電話があり、翌朝、7時頃家を出て、母に伝えに行きました。
それから、私はやっとご飯の味がしました。
手術、死の恐怖、わたしたちのことの心配、お母さん、本当におつかれさまでした。