東京都港区の東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、視覚障害がある会社員、品田直人さん(55)がホームから転落し、電車にはねられて死亡した事故で、品田さんが歩いていた先の点字ブロック上に柱があったことが16日、警視庁赤坂署への取材で分かった。
盲導犬が柱を避けようと線路側に寄り、品田さんが転落した可能性がある。
同署によると、ホームの幅は約2・9メートルで、転落場所から約5メートル先には、柱が点字ブロック上に立ち並んでいた。ホームに設置された防犯カメラに は品田さんが右側に盲導犬を連れ、点字ブロック上を歩いていたが、徐々に左側に寄り、線路に転落する様子が写っていた。品田さんは、視覚障害者が歩行の際 に使用する白杖(はくじょう)は持っていなかった。
東京メトロによると、転落する直前に駅員が気付き、ホーム内側に戻るようアナウンスをしたが間に合わなかったという。
品田さんの盲導犬を訓練した北海道盲導犬協会は、「ホームを歩く際は線路側に盲導犬を置くことを指導している」と説明している。しかし事故当時は位置が逆になっていたことから、同署が詳しい状況を調べている。


