未来への仕込み ~卒論完成・GPS欠場 | さあ、楽しもう!〜羽生結弦選手とフィギュアスケート応援記〜

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羽生結弦選手を中心に、フィギュアスケート応援の日々を記録していきます。

 

おはようございます晴れ

 

ここ1週間程で、結弦くんに関する大きなニュースがいくつか入ってきましたね。

 

まずは、先週日曜日の24時間テレビ。久々のインタビュー動画が流れました。今回の24時間テレビは「動く」がテーマということで、コロナ禍において結弦くんが「動いたこと」を聞かれていました。

 

「勉強してました、ひたすら」

 

その答えはある程度想像していたものの、それに続く話は想像以上のものでした。

 

「7月末に卒論を完成させました」

 

えぇーーーっ!!??

 

結弦くんがよく勉強していることは、各種インタビューなどで耳にしていました。でも、具体的に卒論について触れたのは初めてでした。

 

結弦くん、卒論完成おめでとう!!

 

スケートができない時間が続いても、無駄にすることは絶対無いだろうと思っていましたが、まさかこの期間にここまで目に見える成果を出すとは。さすがだなと改めて感動しましたし、「自分もこうしちゃいられない」と刺激をもらいました。

 

そして更に度肝を抜かれたのは、そのテーマ。

 

「3Dモーションキャプチャによる陸上でのジャンプ研究」

 

ぬおぉぉぉ!!そう来たか!!やはりそっちに来たか!!

 

きっと結弦くんはかなり興味のある分野なのではないか…。薄々そんな気がずっとしていました。


3Dセンシングの話は、特に採点に関する議論が白熱する中で度々話題になっていました。個人的にも大変興味がある分野で、去年のブログでも軽く触れさせてもらいました(参考:2019.9.17 初戦優勝おめでとう!採点方法の前向きな提案

 

3Dセンサーを結弦くん自ら装着し、3Aなどジャンプを飛びながら研究したとのこと。(陸上で3A!?・笑)今後のトレーニングや採点に役立てられたらという事ですが、トップ選手自ら実験して実証するとは、なんて貴重で贅沢な論文…!!

 

3Dセンシング技術は現在体操の採点などで導入されつつありますが、フィギュアスケートも似たような技と表現の要素があるので、応用が期待されているところだと思います。(でもフィギュアは広いリンクを動き回るのでちょっと難易度高そうですよね。カメラを多く置けば良いのかな…?)

 

この技術が上手く活用されれば、トレーニングの質や採点精度の向上といった選手や関係者にとっての利点だけでなく、ファンにとっても面白いものになると思っています。

 

採点根拠がはっきりと目に見えることで、採点に対する納得度が上がったり、各選手の特徴や凄さが改めてデータで見えて今までとは違った楽しみ方ができるようになります。最近フジテレビが始めたアイスコープのようなイメージでしょうか。

 

ITをスポーツに活用するのが当たり前になってきたこのご時世、どの競技でも「採点の見える化」が進んでいます。フィギュアスケートでは採点の分かりにくさがある種「永遠の課題」化し、いつまでも陰謀論的な議論が尽きません。しかし、そろそろルール変更だけでなくこうした分野への投資を真剣に検討して欲しいです。

 

(ISUがどのくらい問題意識を持っているのか…。競技を盛り上げようという気持ちはあるかと思いますが、アワードといい、施策がちょっと的外れ感があります。。。)

 

結弦くんが今後も研究を続けるのかは分かりませんが、将来的にとても楽しみな分野ですし、個人的ももっと勉強してみたいなと改めて思いました。

 

 

そしてもう1つのビッグニュース、GPS欠場。

⽻⽣結弦選⼿ ISU グランプリシリーズ 2020/21 の⽋場について

 

こうした判断もあり得ると思ってはいましたが、ここまでご本人の詳細なコメントが出てきたのは初めてのような気がします。

 

欠場はきっと大変残念で悔しい決断かと思います。特に今年のファイナルは北京ということで、次のオリンピックを目指すなら出ておきたい試合だと思います。

 

でも、「試合に出たい」という想い以上に、世の中の状況やご自身の今後の人生など、広い視野で決断を下されたこと。そしてその判断理由を丁寧に伝えてくれたことに、感謝と尊敬の念で一杯です。

 

結弦くんの演技がしばらく観られないのはとても残念ですが、個人的には「4Aを練習せよ」とスケートの神様が言っているのではと、前向きに捉えたりもしています。

 

試合があるとどうしてもそのための練習に時間を割かなければならず、新しい技の習得はオフシーズン中心になると聞いた事があります。おそらく4Aを完成させるには、それこそシーズン1つ飛ばすくらいの時間の割き方が必要なのではと想像します。

 

時間を無駄にしない結弦くんですから、きっと有効活用して、未来に目に見える成果として繋げられると確信しています。

 

今年はずっとコロナとの闘いで、例年通りの活動ができない時間が続きますね。。。でも、結弦くんを見習い、未来への仕込み期間だと思って、今やるべき事をきちんとやっていきたいと思いますアップ

 

最後に、スポニチさんの素敵な記事を置いておきます。スポニチチームの皆さん、いつも愛ある記事をありがとうございます…!!

羽生結弦の決断と、4回転半がある未来(8/31スポニチアネックス)

 

 

Rabbit, rabbit, white rabbit!!ニコニコラブラブ