4年前に
鳴った電話
゙主人が倒れだ
パパの後輩の
奥さんからだった
お酒に酔い
転けて
頭を打ち
腫れてはいたものの
普通に帰宅してきたから
そのまま寝たらしい
次の日に倒れ
そのまま
意識不明の昏睡状態
それから
4年たった今も
状態はかわらない
あたしもよく知ってる
おじちゃん
おじちゃんが
倒れる1週間前
パパは一緒に飲んだらしい
娘ができちゃった婚で
めちゃくちゃ腹立つって
話をしてたらしい
孫を抱かなくていいの?
おじちゃん
戻ってきてよ
昨日
倒れてから
初めておじちゃんに
会いに行った
おじちゃんは
痩せ細り
白髪混じりで
あたしの知ってる
おじちゃんはいなかった
おじちゃんは
目をあけていた
まばたきもしてた
管がいっぱい繋がれてた
その管が
おじちゃんの命を繋ぐ
命の管
泣きそうやった
その管を外すと
おじちゃんは
死んでしまう
しかし
現実問題
入院費も
ばかにならないらしい
でも
管を外すと言った者が
おじちゃんの死を
決めてしまう
おばちゃんは言う
髪も伸びる
爪も伸びる
彼は生きてる
管を外すことは
私にはできないと
大事なこと
こうゆう状態になったら
どうしてほしいか
話し合うべきだと思う
縁起でもない話は
したくないけど
大事なことやと思う
こうなってしまったら
おじちゃんの意志は
わからないから
パパは
休みの日
時間があれば
おじちゃんに
会いにいってる
そして毎回思うらしい
他人事じゃない
明日は我が身だと
おじちゃん
戻ってきてよ
待ってるよ