古物・古家具を好きになってからずっと欲しかったチャーチチェアを、

なかなかお店で見つけられないので、

しびれを切らしてしばらく前に通販で買ったのだけど。

 

マホガニー色、深いブラウンで

バックの聖書入れもいいかんじ

眺めているだけでうっとりするようなデザインなのだけど…

 

いかんせん、座り心地が悪い。

 

 

椅子の高さが私には微妙に高く、

重いためかスムーズに動かない、

加えてお尻のおさまり具合も、なんだかしっくりこない…

 

それでもパートナーのJがパソコン椅子に使うというので

残していたんだけど、やはり座り心地が悪いようで

クッションを何個も置いて使っていた。

 

数か月悩んだ結果…

 

ついに処分。

 

 

椅子は座るものだから、人の体重を支えるものだから

古家具の中では最も過酷な使われ方をするらしく

古椅子というのはガタが来ていることが多く

なかなかきれいに残らないらしい。

 

でもそれって、その椅子が人に愛されて

しっかりいつも座られていたということなんだろうなぁ。

 

せっかく我が家にやってきてくれたチャーチチェアだったけど

涙をのんでお別れ。

 

私のように座り仕事が多い人間にとって

椅子というのは仕事道具のひとつだから

購入するときには実際に座ってみて

座り心地まできちんと確かめないといけないなと、反省。

 

このチャーチチェアは、見た目は気に入っていたから

そのままオブジェとして取っておく手もあったけど

そこは狭いマンション暮らし、

スペースは椅子一つ分といえども、貴重。

 

チャーチチェアがなくなって、

やっぱり前より少しすっきり。

この椅子微妙に気に入らないんだよなという

私の気持ちと椅子への罪悪感も

一緒にさよならしたからだろうか。